2/21付「まん延防止等重点措置は解除されましたが・・・」(大分県より)

まん延防止等重点措置は、2月20日をもって解除されましたが、感染力の強いオミクロン株に油断は禁物です。医療逼迫の事態は避けられていますが、子どもや高齢者への感染は続いています。気を緩めると再び感染が拡大するおそれが十分にあります。この流行の早期の収束に向けて、引き続き、県民の皆様一人ひとりのご理解・ご協力をよろしくお願いします。

今後の対応

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和4年2月17日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

大分県は、感染力の強いオミクロン株に対し、国のまん延防止等重点措置とともに、先週末には独自に短期集中対策の取組を行い、県民の皆様のご理解・ご協力も得て、県内の感染状況には改善の兆しが見られます。この間、県としては、無料検査場を54か所まで拡充するとともに、学校や社会福祉施設等に抗原検査キットを配布するなど、検査体制の強化に努めてきました。また、受け入れ病床508床に加え、宿泊療養施設を11棟1,360室まで拡大するなど、医療提供体制の拡充にも取り組むとともに、安心な自宅療養体制の構築に全力を挙げてきました。加えて、ワクチン接種についても、医療従事者や高齢者に加え、教職員、保育士、警察官等のエッセンシャルワーカーの方々に対して、積極的な追加接種を進めてきました。また、飲食店の皆様には、営業時間の短縮にご協力をいただき、会食に起因した感染は大幅に減少し、クラスターも発生していません。こうした効果もあり、重症者用病床使用率も0%のまま推移し、一時は46%を超えた病床使用率も、重点措置要請前を下回る37%まで低減しています。他方、これまで、幼児教育・保育施設で39件のクラスターが発生しており、高齢者施設でも多発しています。これからは、これらの施設に対する効果的な感染防止策を徹底する必要があります。この点については、関係者のご理解・ご協力をいただいて、下記1のとおり取り組むこととし、今回の重点措置による飲食店やイベントに対する規制は所期の効果を挙げていることから、予定どおり2/20をもって解除することを国へ要請します。また、オミクロン株については、なお十分な注意をもって感染対策を講ずる必要があり、これについては、下記2のとおり、引き続き、ご協力願います。加えて、社会経済の再活性化もしっかり進める必要があります。これについては、下記3について特にご理解をお願いします。

1.重点的取組事項

幼児教育・保育施設や高齢者施設への重点的な対策を強化することとします。子どもや高齢者を守るためにも、県民の皆様には、引き続き、下記の取組に対するご理解・ご協力をお願いします。

(1)幼児教育・保育施設について

今回のオミクロン株による第6波では、全国的に幼児教育・保育施設での感染が拡大しています。県内でも、保育所等の38%で感染者が発生しており、クラスターも多発しています。幼児教育・保育施設の休園数が増加している中で、その社会的機能を維持しつつ、施設における感染拡大を防止することが重要です。このため、3/6(日)までの間、クラスで一人でも感染者が出て、感染の拡大が懸念される場合は、当該クラスは5日間、登園の自粛をお願いします。なお、市町村が代替施設を用意する場合には、国の支援もあります。また、園児が密集するような感染リスクが高い活動を避けるとともに、できる限り少人数のグループに分割するなど、感染を拡げない形での教育・保育をお願いします。加えて、大声または大人数での行事の自粛、特に保護者が参加する行事は見合わせ、または延期としてください。県内の幼児教育・保育施設で発生したクラスターでは、発熱がなく鼻水だけの症状で登園した園児から感染が拡大した事例もあります。家族に一人でも具合が悪い方がいれば、躊躇なく登園を控えていただくことなど、感染拡大防止にご協力をお願いします。保護者の勤務先の事業者におかれても、子育て中の保護者が休めるように、特段の配慮をお願いします。

(2)高齢者施設について

高齢者施設では、ひとたび感染者が発生すると、クラスターになる可能性が高く、県内でも第6波で17のクラスターが発生しています。特に、高齢者の方は重症化が大変懸念されます。このため、特別養護老人ホーム等の入所施設に対して、抗原検査キット1万個を追加配布します。入所者と接する職員の方は、有症状・無症状に関わらず、一斉に検査を行ってください。加えて、高齢者施設の従事者及び利用者におかれては、速やかなワクチンの追加接種をお願いします。

(3)ワクチン接種について

ワクチン接種は、ご自身はもとより、大切な方を守ることにつながります。オミクロン株の感染予防と重症化予防には、ワクチンの3回目接種が重要です。各市町村では、2回目接種から6か月を経過した方へ接種券を前倒して発送しており、今後、接種券が届く方々も増えてきます。接種券が届いた方については、身近な医療機関あるいは各集団接種会場で、一刻も早い接種をお願いします。なお、県営ワクチン接種センターでは、希望される方々がいち早く接種できるよう、これまでの週末(木曜日~日曜日)のみならず、本日から当分の間は毎日接種に拡大し、接種の加速を図ります。

2.基本的感染対策の再徹底

オミクロン株の感染対策においても、常時の換気とマスクの適切な着用、密の回避など基本的な感染対策が重要です。特に、屋内では、布製やウレタン製のマスクではなく、感染防止効果の高い不織布マスクを使用し、着用に当たっては、鼻にしっかりフィットさせ、隙間ができないようにしてください。鼻を出したりすると、感染防止効果がほとんど期待できませんので、注意をしてください。

(1)外出について

外出する場合は、混雑した場所は避け、大声が飛び交う場所や換気が不十分な場所など感染リスクの高い場所は特に注意してください。感染が拡大している地域との不要不急の往来も、できる限り控えていただくようお願いします。

(2)学校等について

学校では、可能な限り密集を避ける工夫を行うとともに、授業や部活動において、できるだけ対面や身体接触を回避する等、感染対策の徹底をお願いします。登校時の密集回避のため、バス輸送は当分の間継続します。また、抗原検査キットの積極的活用や、本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休むなど、感染拡大防止に努めてください。症状がありながら登校する、マスクを着用せず教育活動に参加するなど、感染拡大につながった事例も発生しています。改めて、学校や各ご家庭での基本的対策の徹底をお願いします。なお、放課後児童クラブにおいても、学校と連携し、感染拡大防止に努めてください。受験については、今後も高校等の入学試験が予定されています。感染等に伴い受験できなかった方には、追試験を含め救済措置が予定されていますので、安心して受験に臨んでください。

(3)会食について

会食に際しては、時短営業や酒類の提供禁止は要請しませんが、感染例には会食を起因とするものも含まれますので、会食を行う場合は、換気等の感染対策を徹底している「安心はおいしいプラス」の認証店を選んでください。併せて、会話時のマスク着用、例えば1テーブル4人以下とするなど密にならない配席の工夫、席の移動を行わない等の感染対策をお願いします。

(4)カラオケについて

カラオケはエアロゾル感染のリスクが極めて高く、これまでクラスターが多発しています。業界のガイドラインを遵守した店を選んで、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染対策をお願いします。

3.社会経済の再活性化

(1)県内旅行について

基本的な感染対策を徹底しながら、混み合っている場所は避け、感染対策にしっかり取り組んでいる宿泊施設や温泉で、ゆっくりとした時間を過ごしてください。また、まん延防止等重点措置の適用に伴い停止していた「新しいおおいた旅割」については、県民の新規予約・利用を2/21(月)から再開し、利用期間についても3/31(木)まで延長します。しかしながら、当面は、県民の利用に限定し、隣県民への事業再開については、各県と相談を進めながら判断していきます。

(2)各種事業者への支援策について

総額130億円のプレミアム商品券の販売を、準備の整った市町村から開始しています。地域の商店や飲食店等で幅広くご活用ください。また、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が30%以上減少した事業者に対しては、法人最大250万円、個人最大50万円を給付する制度(事業復活支援金)があります。1/31に申請受付が開始されましたので、対象となる事業者は活用してください。1/27から2/20までの飲食店への営業時間短縮要請に対する協力金は、第5期として2/21(月)から申請受付を開始します。受付から通常13~15日で給付できるようにします。

今回のまん延防止等重点措置は、2/20をもって解除することを要請しますが、感染力の強いオミクロン株に油断は禁物です。医療逼迫の事態は避けられていますが、子どもや高齢者への感染は続いています。気を緩めると再び感染が拡大するおそれが十分にあります。この流行の早期の収束に向けて、引き続き、県民の皆様一人ひとりのご理解・ご協力をよろしくお願いします。

今後の対応

 

 

 

感染対策短期集中期間の取組等について

(令和4年2月4日)

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

まん延防止等重点措置の指定から9日が経過しました。県民の皆様には外出をできる限り控えていただき、飲食店には営業時間の短縮を協力いただいていることもあり、会食を原因とした感染は大幅に減少するとともに、指定後は、会食によるクラスターは発生していません。この間、オミクロン株は感染力が強いため、少しでも症状が出たら、大切な人を守るためにも躊躇なく仕事や学校を休むようにお願いしています。しかしながら、オミクロン株は感染や発症のスピードが極めて早く、気づかずに出勤や登校をしてしまい、感染が拡大しています。本日の新規感染者数は500名と過去最多となり、人口10万人あたりの一週間の新規感染者数は15日連続で最多を更新している状況です。今年になってから71件のクラスターが発生し、特に学校で17件、保育所・児童クラブ等で22件と、子どもたちを中心に感染が急増しています。家庭を介した感染の連鎖により、高齢者施設にも10件のクラスターが発生しています。子どもや高齢者を守るためにも、この連鎖を一刻も早く断ち切り、まん延防止等重点措置を解除できるようにしなければなりません。このため、県民の皆様にお願いしてきたこれまでの取組は継続しつつ、さらなる対策の強化を図りたいと考えています。

1.基本的感染対策の徹底

オミクロン株の感染対策においても、常時の換気とマスクの適切な着用、密の回避など基本的な感染対策が重要です。これまで、県内で確認されたクラスターの多くは、マスクをしていても適切に着用できていない場面で発生しています。屋内では、布製やウレタン製のマスクではなく、感染防止効果の高い不織布マスクを使用し、着用に当たっては、ノーズワイヤーを「W」の形に曲げて、鼻にしっかりフィットさせ、隙間ができないようにしてください。鼻を出したりすると、感染防止効果がほとんど期待できませんので、注意をしてください。また、不織布マスクを正しく着用していても、50cm以内の近距離での会話では感染確率が約14%と報告されています。マスクを正しく着用した上で、1m以上の距離をとることで感染リスクをほぼゼロにすることができます。マスクの生活が2年間に及び、慣れもあるかと思いますが、改めて効果的なマスクの着用とフィジカルディスタンスの確保をお願いします。

2.感染対策短期集中期間の取組

来週、2/11~13と3連休があります。オミクロン株は感染から発症までが3日程度とされていることも踏まえ、県と市町村では、ともにこの3連休を「感染対策短期集中期間」として、県民の皆様には、感染リスクの高い人混みを避け、家族と過ごすことをお願いするとともに、以下の措置により感染拡大防止の取組をお願いします。子どもたちを守り、早期に日常の学校活動等を再開させるためにもご理解とご協力をお願いします。

(1)学校での対応について

小・中・高校は、部活動や課外活動等を含む教育活動を休止してください。放課後児童クラブは、できる限り利用の自粛をお願いします。

(2)幼児教育・保育施設での対応について

幼稚園や保育所等は、できる限り登園の自粛をお願いします。保護者の勤務先の事業者におかれても、子育て中の保護者が休めるように、特段の配慮をお願いします。

3.ワクチン

オミクロン株の感染予防と重症化予防には、何よりもワクチンの3回目接種が重要です。今回クラスターが発生した高齢者施設においても、3回目接種済みの入所者の症状は軽く、重症化予防の効果は明らかです。ワクチン接種は、ご自身はもとより、大切な方を守ることになります。現在、ファイザー社ワクチンに比べて、モデルナ社ワクチンは、比較的予約に空きがあり、早期の接種が可能です。異なるワクチンを打つ交互接種でも予防効果に違いはありません。県営ワクチン接種センターでは、来週、2/10~2/13の間、2回目接種から6か月経過した小中高の教職員、幼稚園、保育所等の職員の方向けに接種券なしで接種を行いますので、希望される方は、積極的な接種をお願いします。

折角の3連休ですが、この連休はどうぞ家族団らんを楽しんでください。また、連休中には、特にご家族の体調管理に注意し、発熱や喉の違和感、痛みなど体調に異変を感じた方は、連休明けも躊躇なく仕事や学校を休んでください。大変ご不便をおかけしますが、この流行を一日も早く収束させるために、どうかご理解・ご協力をよろしくお願いします。

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

(令和4年1月25日)

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

本日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用が決定されました。適用範囲は県内全市町村、適用期間は1/27~2/20です。このため県では、これまでの新型コロナ対策の経験やオミクロン株の知見も踏まえ、以下の諸点につき、県民の皆様にご協力をお願いし、または県として取り組むことにします。

1.県民の皆様へのお願い

(1)基本的感染対策の徹底

引き続き、常時の換気と不織布マスクの適切な着用、密の回避など基本的な感染対策の徹底をお願いします。

(2)飲食店の営業時間の短縮

県内全域の飲食店に対し、営業時間の短縮を要請します。「安心はおいしいプラス」認証店は、(A)営業時間は21時までで酒類の提供も可能、もしくは(B)営業時間は20時までで酒類の提供は不可、のどちらかに対応してください。非認証店は、(C)営業時間は20時までで酒類の提供も不可、となります。今回は、まん延防止等重点措置の適用に基づく要請であり、対応いただけない場合には、法律に基づき店名の公表等の罰則を伴う可能性があります。協力金の支給も行いますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。

(3)外出について

不要不急の外出はできる限り控えてください。外出する場合は、混雑した場所は避け、大声が飛び交う場所や換気が不十分な場所など感染リスクの高い場所は特に注意してください。感染が拡大している地域との不要不急の往来も、できる限り控えていただくようお願いします。

(4)イベントの開催について

昭和電工ドーム大分やオートポリスなど、収容定員5千人を超える会場でのイベントについては、主催者が感染防止安全計画を作成した場合であっても収容上限を2万人とします。

(5)その他の取組

会食やカラオケについては、前回(1/20)と変わりありません。引き続き、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。

<参考:1/20>

○会食について

会食を行う場合は、換気等の感染対策を徹底している「安心はおいしいプラス」の認証店を選んでください。さらに、会話時のマスク着用、例えば1テーブル4人以下とするなど密にならない配席の工夫、席の移動を行わない等の感染対策をお願いします。

○カラオケについて

カラオケは、業界のガイドラインを遵守した店を選んで、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染対策をお願いします。

2.クラスター対策について

今年に入ってからのクラスター37件のうち、学校や保育園等で19件発生しています。特に、保育園等では大半が家庭からの持ち込みと考えられます。本人や家族に体調が優れない方がいる場合には、躊躇なく保育園等や学校、仕事を休むとともに、早期の受診・検査をお願いします。また、高齢者施設でも4件確認されており、やはり家庭内からの持ち込みと考えられます。本人や家族に体調が優れない方がいる場合には、躊躇なく休んでください。休めない場合は、出勤前に抗原検査キットによる検査をお願いします。県では、学校や社会福祉施設向けに、現在保有する1.3万回分に加え、既に2.5万回分も確保しており、さらなる調達も検討しています。学校や施設で不足する場合には、追加で配布しますので、積極的に活用してください。

3.学校での対応について

学校では、可能な限り密集を避ける工夫を行うとともに、授業や部活動において、できるだけ対面や身体接触を回避する等、感染対策の徹底をお願いします。登校時の密集回避のため、バス輸送を当分の間継続します。受験については、今後も高校の入学試験が予定されています。感染等に伴い受験できなかった方には、追試験を含め救済措置が予定されていますので、安心して受験に臨んでください。

4.オミクロン株の特性に応じた本県の対応について

(1)疫学調査の重点化

これまで、保健所の疫学調査は発症日から14日前まで遡り、感染源の特定を行っていましたが、オミクロン株の感染スピードや周囲への感染可能性を踏まえ、発症2日前までの遡り調査とすることにより、迅速な濃厚接触者の特定とPCR検査に注力します。

(2)濃厚接触者の取扱い

オミクロン株の濃厚接触者の待機期間が14日間から10日間に短縮されましたが、エッセンシャルワーカーについては、PCR 検査等で陰性を確認することにより、最短6日間になります。エッセンシャルワーカーは、国のカテゴリーでは、医療関係、老人ホームや保育園等の社会福祉施設、バスやタクシーなどの運輸交通、電力・ガスのインフラ運営や農林水産業、金融サービスや育児サービスなどが示されています。社会機能の維持の観点から、エッセンシャルワーカーについては幅広に捉え、臨機の対応をお願いします。

(3)検査体制及び医療提供体制

県としても、オミクロン株の感染拡大に対応するため、引き続き、検査体制及び医療提供体制の強化・拡充に全力で取り組みます。宿泊療養施設は、1/26に別府市に1棟、来週にはさらに大分市と別府市に1棟ずつ追加し、11棟1,360室まで拡充します。国立感染症研究所の分析では、50歳未満で、肺炎など重い症状を呈した人の割合は0.5%未満となっています。この知見に基づき、病床や宿泊療養施設を最大限有効に活用するため、無症状や軽症の50歳未満の方で、重症化リスクが低く、専用の居室があるなど同居者と生活空間を分けることができる場合には、自宅療養とします。自宅療養者については、パルスオキシメーターの配布やスマートフォンを活用した健康観察システムの導入など、常時体調を把握できるようにし、体調悪化時には迅速に対応がとれる体制を構築しています。また、必要に応じて食料を届けるなど、安心して自宅で療養できるようにしています。

(4)中和抗体薬及び経口薬

重症化予防に効果のある中和抗体薬及び経口薬を積極的に活用します。国の準備方針に沿って、県内での備蓄・使用を進め、対象となる患者に迅速に適用できる体制を整備しています。

(5)ワクチン

ワクチンの3回目接種についても、1/20から県営接種センターを再開し、感染者に接する可能性が高い方から接種を進めています。2月からは2回目接種から7か月が経過した高齢者の接種が主になりますが、ワクチン量や予約状況を考慮しながら、市町村と連携して警察・消防・保育士等への接種にも取り組みます。併せて、重症化が懸念される妊婦についても、優先的に接種を行います。

 

以上のとおりです。県民の皆様には、しばらくの間ご不便をおかけしますが、是非ともご理解・ご協力をよろしくお願いします。感染状況が落ち着けば、早期の解除も可能ですので、一人ひとりの努力を結集して、一日も早く解除できるようにしたいと思います。

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

(令和4年1月20日)

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

オミクロン株の本格的な流行を迎え、国内では1日あたりの新規感染者数が4万人を超えるなど、感染が急速に拡大しています。県内でも、年明けから増加傾向となり、本日304 人と過去最多を更新しました。今のところ重症者はいませんが、人口10 万人あたりの新規感染者数が上昇し、高齢者や基礎疾患を有するなど重症化リスクのある方への感染が拡がり、病床使用率の上昇も懸念されることから、総合的にみてステージ3の状態にあると判断します。オミクロン株の強力な感染力を考慮すれば、感染拡大を防止するために九州各県と連携して対策を講ずる必要があると考え、本日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の県内全市町村への適用を要請することとしました。県民の皆様には、下記の具体的な取組に対して、ご理解・ご協力をお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出等について
感染力の強いオミクロン株が拡がっていることから、不要不急の外出は控えてください。外出する場合には、人混みを避けるなど感染対策を徹底してください。感染が拡大している地域との不要不急の往来は、極力控えてください。

(2)旅行について
「新しいおおいた旅割」による旅行代金の助成については、県内及び隣県での感染急拡大のため、明日1/21 から新規予約を停止します。また、1/27 以降の助成利用(既予約分含む)を停止します。

(3)飲食店について
飲食店に対し、営業時間の短縮要請等を行います。適用の詳細については、政府との協議等の中で検討を進めます。

(4)会食について
年明けからの感染例には会食に起因するものも含まれています。また、会食によるクラスターも発生しています。会食を行う場合は、換気等の感染対策を徹底している「安心はおいしいプラス」の認証店を選んでください。さらに、会話時のマスク着用、例えば1テーブル4人以下とするなど密にならない配席の工夫、席の移動を行わない等の感染対策をお願いします。

(5)カラオケについて
カラオケはエアロゾル感染のリスクが極めて高く、これまでクラスターが多発しています。業界のガイドラインを遵守した店を選んで、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染対策をお願いします。

(6)学校や職場での対応について
学校では、可能な限り密集を避ける工夫を行うとともに、授業や部活動において、できるだけ対面や身体接触を回避する等、感染対策の徹底をお願いします。登校時の密集回避のため、バス輸送を当分の間継続します。また、抗原検査キットの積極的活用や、本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休むなど、感染拡大防止に努めてください。子どもたちを守るためにも、ご協力をお願いします。職場でもクラスターが発生しています。時差出勤や在宅勤務の活用など、各社であらかじめ定められているBCP(事業継続計画)の活用も含めて、事業継続に取り組んでください。

(7)大規模集客施設について
大規模集客施設においては、オミクロン株を前提として、来場者が密集することのないよう、人数制限やイベントの簡素化など感染対策を見直してください。

(8)各種事業者への支援策について
新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が30%以上減少した事業者に対しては、法人最大250 万円、個人最大50 万円を給付する制度(事業復活支援金)があります。近日中に申請受付が開始されるので、対象となる事業者は活用してください。

3 県の取組

(1)抗原検査キットの配布等
県では、クラスター対策として社会福祉施設や学校等に抗原検査キットを配布しています。不足する場合は追加で配布しますので、積極的に活用してください。加えて、無料検査場は、今月末までに10 か所増え、県内23 か所になるなど検査体制の強化を図っています。

(2)医療提供体制の確保
受入れ病床は508 床を確保しており、宿泊療養施設は1/26 には9棟1,079 室まで拡充します。さらなる追加の準備も進めるとともに、1/21 には宿泊療養施設1施設を医師・看護師が24 時間常駐する臨時の医療施設とするなど、医療提供体制の拡充にも全力で取り組んでいます。また、自宅での療養についても、パルスオキシメーターの配布やクラウドシステムの導入など、体調悪化時に迅速に対応がとれる体制を構築し、感染者が安心して自宅で療養できるよう準備します。

(3)ワクチンの3回目接種
ワクチンの3回目接種についても、本日から県営接種センターを再開し、取り急ぎ感染者に接する可能性が高い職種の方から接種を進めます。2月からは2回目接種から7か月を経過した高齢者の接種が主になりますが、ワクチン量や予約状況を考慮しながら、警察・消防・保育士等のエッセンシャルワーカーへの接種に取り組みます。併せて、重症化が懸念される妊婦について、優先的に接種を行います。

4 結び

県民の皆様には、警戒感を緩めることなく、常時の換気と不織布マスクの適切な着用など基本的な感染対策のより一層の徹底をお願いします。併せて、体調が優れない場合は、躊躇なく学校や仕事を休むとともに、早期の検査・受診をお願いします。

 

 新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について (令和4年1月14日)

             大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1.感染の状況

県内では、年明けに約2か月ぶりの感染者が確認されて以降、日毎に感染者数が増加しています。これまでの感染者のうち、感染力の強いオミクロン株は疑いも含め9割を超えており、明らかに置き換わりが進んでいます。本日の感染者は92名、これまで感染者はまず入院治療の方針を取ってきたこともあり、病床使用率は24.0%となっています。総合的にみて、ステージ2の状態にあると判断します。オミクロン株の感染力を踏まえれば、今後も当分の間は、予断を許さない状況にあるものと考えます。

2.検査体制及び医療提供体制

検査体制については、498の医療機関等で1日あたり最大約1万5千件の検査が可能となっています。発熱等体調が優れない方は早期の受診・検査をお願いします。また、無症状でも感染の不安を感じる方に対しては、県内12か所で無料検査を行っています。加えて、クラスター対策として感染の早期探知のため、社会福祉施設等に抗原検査キットを配布しています。不足する場合は追加配布しますので、積極的に活用してください。医療提供体制は、受入病床を508床確保するとともに、宿泊療養施設も3施設444室を開設しています。年明けからの感染者数は本日の公表を含め361名に達していますが、中和抗体薬や新たな内服薬の投与等により、幸い重症者は一人もいません。軽症者や無症状者の宿泊療養体制を強化するため、1/18に大分市内に2施設280室を開設するとともに、さらに中津市や日田市でも開設を準備中です。県としては、引き続き検査体制及び医療提供体制の強化に全力を挙げていきますが、県民の皆様には感染拡大の防止に向けて、下記の取組に対して、ご理解・ご協力をお願いします。

3.基本的な感染対策の徹底

これまでお願いしてきた基本的な感染対策は、オミクロン株にも有効です。特に、エアロゾル対策で重要な、常時の換気と不織布マスクの適切な着用をお願いします。また、新学期が始まった学校においては、基本的な対策の徹底に加え、抗原検査キットの積極的活用や、生徒等の本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休むなど、感染拡大防止に努めてください。高校については、通学途中の密集を避けるため、1/19から登校時のバス輸送を行います。子どもたちを守るためにも、ご協力をお願いします。

4.移動

全国的に感染が急増している昨今の状況を踏まえ、感染が拡大している地域への移動に関しては、慎重に判断してください。

5.会食

年明けからの感染例には会食に起因するものも含まれています。また、会食によるクラスターも発生しています。会食を行う場合は、換気等の感染対策を徹底している「安心はおいしいプラス」の認証店を選んでください。さらに、会話時のマスク着用、例えば1テーブル4人以下とするなど密にならない配席の工夫、席の移動を行わない等の感染対策をお願いします。

6.カラオケ

カラオケはエアロゾル感染のリスクが極めて高く、これまでクラスターが多発しています。業界のガイドラインを遵守した店を選んで、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染対策をお願いします。

7.ワクチン

オミクロン株に対しても、ワクチン接種による重症化予防の効果は期待されます。さらに、発症予防効果を高めるために、3回目接種を急ぎます。県営接種センターを1/20から再開し、先ずは感染者に接する可能性が高い職種の方から接種を進めます。

8.結び

オミクロン株の感染力は強力です。警戒感を高め、感染対策をより一層徹底してください。ご自身だけでなく、大切な方のためにも、早期の受診・治療が重要です。繰り返しになりますが、少しでも異変を感じたら、躊躇することなく、医療機関にご相談ください。

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和4年1月7日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1.感染の状況

県内の感染状況は、県民の皆様のご協力もあり、2か月余り極めて落ち着いた状態で推移していましたが、年明け早々、県内初のオミクロン株の陽性者が確認されましたこれまでの感染者4名は、全て感染経路が判明していましたが、昨日公表の方8名のうち2名の感染経路が不明であり、市中感染が懸念されます。

2.オミクロン株に関する知見

オミクロン株の特徴のひとつは、強力な感染力です。国内外の研究では、昨夏猛威を振るったデルタ株の2倍以上とも言われています。一方で、重症化に至る可能性は低く、諸外国での入院率はデルタ株の20~40%程度となっています。ワクチンについては、発症予防の効果は低減していると考えられるため、抗体量を高める3回目接種を可能な限り急ぎます。なお、重症化予防の効果は引き続き期待されます。さらに、中和抗体療法に加え、新たな内服薬もオミクロン株に有効であり、県内の医療機関での処方が可能となりました。これらの治療法を最大限に活用することで、病床や宿泊療養施設を効果的に運用し、感染拡大に備えます。

3.検査体制及び医療提供体制

これらの治療薬は発症後の速やかな投与が有効なことから、早期に検査・診断を受けることが必要です。現在、県内では498の医療機関等で1日あたり最大約1万5千件の検査が可能となっています。少しでも体調に不安があれば、検査を受けていただくようお願いします。加えて、無症状でも感染の不安を感じる方に対しては、県内11か所で無料検査を行っています。国では、先日、感染者の自宅療養も認める方針を打ち出したところですが、本県においては、当面は入院又は宿泊療養施設対応とし、自宅療養はできる限り避けたいと考えています。現在、受入病床として508床を確保するとともに、宿泊療養施設も3施設444室を開設しており、さらに2施設200室以上の開設を準備中です。

4.県民の皆様へのお願い

これまでお願いしてきた基本的な感染対策は、オミクロン株にも有効です。特に、エアロゾル対策で重要な、常時の換気と不織布マスクの適切な着用をお願いします。また、年明けからの感染例には会食に起因するものも含まれています。会食を行う場合は、換気等の感染対策を徹底している「安心はおいしいプラス」の認証店を選んでください。さらに、会話時のマスク着用、密にならない配席の工夫や席の移動を行わないなど感染対策をお願いします。なお、感染が拡大している地域への移動に関しては、臨機に行動するよう心がけてください。

5.結び

県としても、オミクロン株の今後の動向に十分に注意するとともに、感染拡大への備えに万全を期していきます。併せて、社会経済の再活性化にも全力で取り組んでいきます。引き続き、ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年12月7日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

 県内の感染状況は、県民の皆様のご協力もあり、ここ1ヶ月余り極めて落ち着いた状態となっています。しかしながら、新たな変異株オミクロン株が国内で3例確認されました。既に世界各国に拡散しており、感染力が格段に強いとされるほかは、現時点では不明な部分が多く、予断を許しません。

 県では、国の水際対策と歩調を合わせ、検疫と連携を強化し、オミクロン株感染者の濃厚接触者の情報共有を徹底することで、十分な知見が得られるまでの間、県への侵入を少しでも遅らせるように取り組んでいます。仮に、県内に該当者の情報があれば、宿泊療養施設にて14日間の待機をお願いし、2日に1回のPCR検査を行うこととしています。

 また、県内への侵入に備え、既に検査体制を整えています。今後県内で新型コロナの新規感染者が確認された場合、衛生環境研究センターでスクリーニング検査を行った上で、大分大学の協力を得て、オミクロン株であるかどうか確認するためのゲノム解析を行うこととしています。

 さらに、医療提供体制についても、病床506床、宿泊療養施設1,349室と必要十分な数を確保しています。中和抗体療法も県内の33医療機関で実施が可能となっており、年内の承認が見込まれる内服薬についても診療・検査医療機関や調剤薬局での処方に向け準備を進めています。

 ワクチン接種の3回目についても、既に供給されている6万回分について、県独自の優先順位を設定し、原則とされる8ヶ月経過を待たず、可能な限り接種を前倒しします。具体的には、感染リスクの高い新型コロナの入院治療医療機関や診療・検査医療機関、ワクチン接種医療機関の従事者に加え、重症化リスクやクラスター対策を考慮し、高齢者施設の入所者等を優先的に接種します。この優先接種では接種券の有無を問わないこととし、一刻も早い接種を進めます。さらに、引き続き、国に対してワクチンの長期的な供給計画の早期提示を求めるとともに、供給量に応じて可能な限り全体的なワクチン接種の前倒しを進めます。

 なお、現時点では、国内の感染状況は落ち着いていることから、新しいおおいた旅割の利用は、昨日から、福岡県、熊本県、宮崎県、山口県、愛媛県の方々にも拡大しています。ワクチン・検査パッケージも活用して、利用者のみならず、県民の皆さんにも安心いただけるよう取り組みます。

 不明な点も多いオミクロン株ですが、新型コロナであることに変わりはありません。これまでお願いしてきた基本的な感染対策を引き続き徹底してください。日ごとに寒さが増していく時期ですが、特に、エアロゾル対策である常時の換気と不織布マスクの適切な着用をお願いします。

 県としても、オミクロン株の今後の動向に細心の注意を払うとともに、社会経済の再活性化にも全力で取り組んでいきます。引き続き、ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症の次の流行に向けた対応について(11月16日)

新型コロナウイルス感染症の次の流行に向けた対応について

令和3年11月16日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

 県内では、10月25日から、23日連続で新規感染者が発生していません。大変落ち着いた状態となっています。改めて、県民の皆様のご協力に感謝申し上げます。しかしながら、諸外国では新規感染者数が増加しており、油断はできません。県としては、これまでの取組に対する検証を踏まえ、感染防止策と、次の流行に備えた対応を講じていきます。

1 基本的感染対策(感染力が増した変異株に対する感染対策)

 県民の皆様には再三お願いしていますが、常時の換気や不織布マスクの着用など、エアロゾル感染をより重視した対策の徹底をお願いします。

 ・換気や不織布マスクの着用など、エアロゾル感染をより重視した対策の周知・徹底

 ・第三者認証(安心はおいしいプラス)の飲食店利用を推進

 ・高齢者、障がい者等各福祉施設における感染対策を支援

 ・学校における衛生管理の徹底、感染拡大防止(抗原検査キット配備)

 ・各施設職員等への感染管理研修の実施

 ・感染管理認定看護師の確保促進、医療機関や社会福祉施設等における感染管理技術の向上支援

2 検査体制

 県内には迅速診断キットによる検査が可能な診療・検査医療機関が492か所確保されており、インフルエンザとの同時流行にも対応できる十分な検査体制を整えています。ひとたび感染が確認された場合には、エアロゾル感染を前提に、濃厚接触者はもとより、その他の接触者に対しても、幅広にPCR検査を実施します。

 ・エアロゾル感染を前提に幅広な検査を実施 

 ・PCR等検査能力の確保

 ・クラスター発生時の衛生環境研究センターにおける検査体制強化

 ・健康上の理由等でワクチン接種を受けられない方への無料検査を実施  

 ・感染拡大期には、無症状者への無料検査も実施

3 医療提供体制

 次の流行において、入院患者が第5波よりも2割以上増えることを想定すると325床の確保が必要と考えられますが、医療機関のご協力により、既に500床を確保しています。

 また、宿泊療養施設も12施設1,349室を確保し、常に3施設444室は即座に対応できる体制を取っています。開設にあたっては、県医師会や県病院協会、公立公的医療機関等と連携し、安定的に医療従事者を確保します。

(1)入院病床の確保

 ・入院病床500床を確保済み(うち、重症者用43床)

 ・円滑な患者移行に必要な後方支援医療機関の拡充

 ・医師や看護師を常駐させた宿泊療養施設を臨時の医療施設として機動的に運用

 ・野戦病院的な臨時の医療施設の検討

(2)宿泊療養施設体制の確保

 ・宿泊療養施設として活用可能な県内宿泊施設との協定締結を拡大 

  12施設1,349室(大分市内のホテル3施設444室の借上げを継続)

 ・感染が先行する大都市部の感染拡大状況の分析と県内の感染状況を踏まえ、早期に宿泊療養施設を追加開設  

 ・県医師会や県病院協会、公立公的病院等との連携を強化し、輪番体制の構築等により安定的に医療従事者を確保

 ・効率的な施設運営に向け、施設運営や清掃業務等の外部委託を実施

(3)自宅療養者・濃厚接触者への対応

 ・陽性者は、入院又は宿泊療養を原則とするが、感染拡大時や陽性者の家庭状況等により自宅療養も例外的に対応

 ・地域の医療機関等と連携し、外来受診や往診体制、急変した場合の円滑な受け入れ体制を確保

 ・市町村と連携した自宅療養者への支援を充実

4 保健所機能の強化

 患者情報の共有や、患者自身による健康観察情報の入力が可能となるシステムの導入により、保健所業務の効率化を進め、患者急増期であっても積極的疫学調査や感染者の支援に支障を来さないような体制を整備します。

 ・本庁と保健所による患者情報の共有化、患者自身による健康観察情報入力を可能とするシステムの導入

 ・クラスター発生時など現地調査等に活用できるタブレットの導入

・感染拡大時でも保健所業務を継続できるよう保健師OBや外部人材を積極的に活用

 ・市町村との応援派遣協定を締結し、市町村職員による応援体制を構築

5 ワクチン接種の推進

 引き続き、未接種者への接種機会を確保するとともに、来月から始まる3回目接種については、全ての希望者が接種できるよう、しっかり市町村と連携して取り組みます。

   ・希望者への接種が概ね完了した12月以降も、市町村毎に未接種者の接種機会を確保

 ・全ての希望者が追加接種を受けられるよう体制整備(集団・個別)

 ・ワクチン接種証明書のデジタル化の実現に向けた周知 

 以上の対策に加え、今後は、日常回復に向けて、政府の経済対策等も注視しながら、より一層社会経済の再活性化に力を入れていきます。

 

 

県民の皆様へのお願い(10月14日)

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年10月14日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

 格段に感染力の強いデルタ株により、県内でも第5波は過去最大の流行規模となりましたが、積極的疫学調査の徹底など感染対策に全力を挙げて取り組むとともに、医療提供体制の強化・拡充を急いできました。県民の皆様のご協力もあり、県内の感染状況は著しく改善しています。8つの指標全てがステージ1の水準となっており、総合的にみてもステージ1と判断できます。県としては、引き続き、次の流行に備えるとともに、社会経済の再活性化に力を入れていきます。県民の皆様には、以下の取組について、改めてご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

1 基本的感染対策の継続 ~特にエアロゾル対策を!~

 第5波では、現行のガイドラインを遵守している店舗や事業所でもクラスターが発生しており、専門家からエアロゾル(空中を浮遊する小さな飛沫)感染のリスクが指摘されるようになりました。

 エアロゾル感染の対策としては、常時の換気と不織布マスクの適切な着用が極めて重要です。併せて、入念な手洗いや「密」の回避、黙食の徹底等も引き続きお願いします。

 飲食店や観光施設では、換気設備や空気清浄機設置への補助も活用ください。

 学校においては、適切な感染対策を行った上で、教育活動を実施してください。部活動については、特に屋内競技では十分な換気などエアロゾル対策の徹底をお願いします。また、生徒等の本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休んでください。

2 ワクチン ~特に40歳未満の方は積極的接種を!~

 本県の第5波の感染者の状況をみても、ワクチン接種による感染予防及び重症化予防の効果は明らかです。例えば、人口1万人あたりの感染者数を比較すると、ワクチン完了者は6.0人、未完了者は65.9人と桁違いとなっています。

 県内では、12歳以上の全ての年代を対象として、各市町村、職域、さらに県営接種センターでの接種が可能となっています。特に県営接種センターでは、県内であれば居住地を問わず受け付けており、お仕事の都合を考慮して平日は夜間、土日は日中に接種を行うほか、妊婦やそのご家族の方には優先枠を設けています。

 現在、県全体での2回目完了者は6割を超えていますが、30代以下は4割、10代では3割に止まっています。そのため、県営接種センターでは39歳以下の方の当日予約枠を毎日設けるとともに、モデルナ枠も新設しました。是非、積極的にご利用ください。

【予約センター:0120-118-721】

3 日常回復への取組 ~社会経済の再活性化も!~

(1)会食

 会食については、引き続き、換気等の感染対策を徹底している認証店を選ぶ、会話時にはマスクをするなど、基本的な感染対策をお願いします。また、例えば、普段行動をともにしている仲間と感染対策を徹底して行う場合や、ワクチン接種完了者のグループで行う場合などは、必ずしも少人数、短時間である必要はありませんが、個室の利用など周囲に配慮した上で楽しんでください。

(2)県をまたぐ移動

 県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。感染が拡大している地域に移動する場合は、検温など体調管理に努めるとともに、可能な方はワクチン接種を、難しい方も移動前後のPCR検査若しくは抗原検査をお願いします。

(3)旅行

 旅行については、「新しいおおいた旅割」により県内旅行を促進しています。感染対策を徹底しながら、大分の魅力を楽しんでください。今後は、感染の落ち着いた地域等からも誘客を行うことにより、観光需要の回復を進めます。

(4)カラオケ

 カラオケはエアロゾル感染のリスクが極めて高く、これまでクラスターが多発しています。業界のガイドラインを遵守した店を選んで、周囲のワクチン未接種者に配慮し、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染対策をお願いします。

(5)ワクチン・検査パッケージ

 今後、国内で試行されるイベントや旅行、飲食店での活用などを参考にしながら、本県でも活用策を検討します。なお、これまで特別養護老人ホームなど高齢者施設で行っていた面会制限については、ステージ1になったことを踏まえ、ワクチン接種やPCR検査等の陰性を条件として、可能な限り緩和できるよう、その目安をお示しします。

4 結び

 新たな内閣による大型補正予算の動きがあります。コロナ禍で厳しい状況にある家庭等に対する支援や、安全安心な旅行の推進とそれを支える地域の観光・交通事業者の活性化、中小・小規模事業者の持続的成長につながる支援、DX等社会変革の促進などが期待されます。引き続き、国の動向を十分注視し、積極的かつ迅速な感染対策・社会経済対策に取り組みます。

県民の皆様へのお願い(9月22日)

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

                            令和3年9月22日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

県民の皆様のご協力により、県内の感染状況は大きく改善しました。人口10万人当たりの新規感染者数及び感染経路不明者割合は、いずれもステージ2の水準まで改善しています。最も懸念された病床使用率もピーク時の60%から連日下がっており、本日現在19.0%と、こちらもステージ2になっています。

 従って、総合的にも、本県の感染状況はステージ2にあると判断します。また、ワクチン接種についても、2回目の接種を終えた県民の割合が、ここ1ヶ月余りで過半を超え、着実に進展しています。今月末には、少なくとも1回接種した方が7割を超える見込みとなっています。

 この結果、長期間にわたりお願いした、不要不急の外出自粛、営業時間の短縮要請等の対策は、9/26をもって解除することとします。

 しかしながら、全国的には緊急事態宣言等は続いており、油断すれば感染の再拡大を招く可能性も否定できません。従いまして、9/27からしばらくは、なお感染リスクを回避するため、基本的な感染防止策の維持など、以下の取組へのご協力をお願いいたします。

2 感染再拡大を抑えるための具体的な取組

(1)基本的な感染防止策について 

 感染力の強いデルタ株においても、基本的な感染防止策は有効です。入念な手洗いや咳エチケット、不織布マスクの着用、フィジカルディスタンスの確保や、「密」の回避、黙食の徹底をお願いします。特に、こまめな換気は大変有効です。

 車の同乗で感染した事例があります。車での移動の際には、適切な不織布マスクの着用と、対角線上の窓を少しずつ開けるなど十分な換気の徹底をお願いします。

 学校においては、基本的な感染防止対策に加え、特に感染リスクの高い教育活動は実施方法について慎重に検討する等、引き続き感染対策の徹底をお願いします。また、生徒等の本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休んでください。

(2)会食について

 会食を行う場合は、自身のグループ内や周囲にワクチン未接種者がいることを考慮して、マスク会食、短時間、少人数、若しくは席移動を行わない少人数ごとの配席など、感染防止の徹底をお願いします。

(3)カラオケについて

 カラオケは空気中にウイルスを含む飛沫が浮遊し、感染リスクが極めて高く、これまでクラスターが多発しています。業界のガイドラインを遵守した店を選んで、周囲のワクチン未接種者に配慮し、マスクを着用して、例えば個室においてご家族で利用するなど、十分な感染防止対策をお願いします。

(4)県をまたぐ移動について

 県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。特に、「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が発令されている地域との往来は、十分に気をつけてください。

 移動せざるを得ない場合は、検温など体調管理に十分努めてください。また、ご自身や大切な方を守るためにも、可能な方はワクチン接種を、難しい方も移動前後のPCR検査若しくは抗原検査をお願いします。

3 社会経済の再活性化に向けた取組

(1)飲食店について

 営業時間短縮に協力いただいた飲食店への協力金(8/20~9/12の第3期)の申請受付は先週(9/13)から開始し、既に2,000件を上回る申請をいただいています。申請受付後2週間を目途とした速やかな給付に努めます。なお、9/13~9/26の第4期については、10/1から申請受付を開始します。
また、飲食店の第三者認証制度「安心はおいしいプラス」の認証店も約2,300件の申請を受け付けており、認証店では空気清浄機等の感染防止設備の導入(補助率10/10)が進んでいます。こうした取組を通じて、引き続き感染の再拡大の抑制と、飲食店の再活性化の両立を進めていきます。

(2)県内旅行について

 「新しいおおいた旅割」の利用を再開(予約は明日23日から、利用は27日から)します。大分県の宿泊施設ではこれまでクラスターは確認されていません。旅割を停止していた期間も含め、宿泊施設は助成制度(3/4補助)を活用しながら、感染防止策の強化に努めてきています。安心を感じてもらえる観光を進めていきます。

(3)各種事業者への支援策、ワクチン・検査パッケージについて

 外出自粛や営業時間短縮の要請等の影響により売上が急減しながらも、国の支援金や県の協力金の対象とならない事業者に、業種に関わらず給付する事業継続支援金(第2期)は、昨日(9/21)より申請受付を開始しています。

 また、国において検討が進められているワクチン・検査パッケージは、社会経済を再活性化し、日常を取り戻していく上で、期待のもてる選択肢の一つと認識しています。県民の方々が安心するような形で導入が進むよう、国の検討とあわせ県においても議論していきます。

4 ワクチン接種について

 本県の第5波の感染者の状況をみても、ワクチン接種による感染予防及び重症化予防の効果は明らかです。県では、市町村や職域での接種に対し支援を行うとともに、引き続き、県営接種センターを開設し、希望する県民への接種を加速しています。

 全ての県民を対象とし、妊婦やそのご家族の方には優先枠を設けています。加えて、若者の接種を加速するため、明日(9/23)より、39歳以下の方の当日予約枠(当面は1日当たり20人)を毎日設けることとします。ぜひ、お仕事の時間などご都合に合わせて積極的にご利用ください。【予約センター:0120-118-721】

5 結び

 長期にわたる、皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。また、最前線で患者の治療に当たっていただいている医療関係者の皆様に対しても、心から感謝申し上げます。

 県としても、引き続き、感染再拡大の抑制と社会経済の再活性化に全力を挙げて取り組みます。県民の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

県民の皆様へのお願い(9月17日)

シルバーウィークを控え県民の皆様へのお願い

令和3年9月17日

 県内の感染状況は、県民の皆様のご協力により、着実に改善しています。一日の新規感染者数は、9月13日から20人台で推移しており、人口10万人あたりの感染者数も16.83人まで下がっています。また、懸念していた病床使用率も、感染者数の減少により、25.2%まで改善しています。ステージ2が目前となった今、これからの一週間が極めて重要です。折しもシルバーウィークと重なり、人の動きが活発化する可能性がありますので、特に以下の点に注意して過ごしていただきますようお願いします。

(1)基本的な感染防止策について

 感染力の強いデルタ株においても、基本的な感染防止策は有効です。入念な手洗いや咳エチケット、マスクの着用、フィジカルディスタンスの確保や、「密」の回避、黙食の徹底等をお願いします。特に、こまめな換気は大変有効です。

(2)外出等について

 引き続き、不要不急の外出自粛をお願いします。外出する場合には、人混みを避けるなど感染対策を徹底してください。県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。また、感染が拡大している地域との不要不急の往来は、極力控えてください。移動せざるを得ない場合は、検温など体調管理に十分努めてください。また、大切な方を守るためにも、移動前後にはできる限り、PCR検査若しくは抗原検査をお願いします。

(3)会食について

 会食を行う場合は、マスク会食、短時間、少人数、もしくは席移動を行わない少人数ごとの配席など、引き続き、感染防止の徹底をお願いします。

(4)学校での対応について

 学校ではしっかりとした感染対策をとっていただいていますが、全国で若年層の感染が増加していることから、授業や部活動における身体接触の回避等に加え、運動会や文化祭など学校行事を行う場合は十分な感染対策を講じた上での実施をお願いします。

 これまでお願いしてきた取組は確実に成果を挙げています。今しばらく、ご理解・ご協力を賜りますよう、是非よろしくお願いいたします。

知事臨時会見 県民の皆様へのお願い(9月9日)

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年9月9日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

 県内では、県民の皆様のご協力により、改善の兆しが見えてきました。新規感染者数は、8月21日には215名と過去最多となりましたが、本日は50名まで減少しています。新規感染者数の減少とともに、8月30日に60%まで上昇した病床使用率も40%台にまで下がってきました。また、飲食店の営業時間短縮の要請に対しても、97%以上の店舗にご協力いただいています。

  県としては、積極的疫学調査はもとより、医療提供体制の拡充や宿泊療養施設の確保など、デルタ株の感染拡大対策に全力を挙げて取り組んでいます。病床数は現在460床、宿泊療養施設も、中津市や日田市にも開設して8棟1,019室まで拡大しました。

  しかしながら、新規感染者数は減少しているものの、人口10万人当たりでみると本日時点で37.27人と、ステージ4の状況です。病床使用率は40%台ですが、依然ステージ3の状態にあり、予断を許さない状況です。県民の皆様には、外出自粛や飲食店の時短要請等、現在の取組を今しばらく継続していただく必要があると考えます。

  いつまでお願いすべきか予見は難しいのですが、なんとか一日あたりの新規感染者数を30名まで減少させれば、今月下旬には、病床使用率は20%を下回ってステージ2の水準となり、医療への負荷が大きく軽減されます。また、ワクチン接種も今月下旬には、全県民の7割が少なくとも1回目の接種を終える見通しです。今月12日までの下記の取組をあと2週間、今月26日まで延長させていただき、県民の皆様には、今しばらくの間、ご理解とご協力を賜りますよう改めてお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出自粛について

 引き続き、外出自粛の徹底をお願いします。県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。感染が拡大している地域との不要不急の往来は、極力控えてください。

(2)飲食店について

 引き続き、夜9時までの営業時間の短縮を要請します。感染の再拡大を防止するため、是非ともご協力をお願いします。

   なお、8月20日から9月12日までの要請に対する協力金は、第3期として9月13日(月)から、9月26日まで延長した要請に対する協力金は、第4期として10月1日(金)からそれぞれ申請受付を開始します。受付から通常13~15日で給付できるようにします。

(3)学校での対応について 

 新学期が始まり学校での感染も懸念されることから、引き続き実施する登校時のバス輸送の活用も含め、可能な限り密集を避ける工夫を行うとともに、授業や部活動において、できるだけ対面や身体接触を回避する等、感染対策の徹底をお願いします。また、生徒等の本人はもとより家族も含め体調が悪い場合には躊躇なく学校を休んでください。ご家庭への影響は大きいと思いますが、子どもたちを守るためにも、しばらくの間、ご協力をお願いします。

(4)基本的な感染防止策について

 感染力の強いデルタ株においても、基本的な感染防止策は有効です。入念な手洗いや咳エチケット、マスクの着用、フィジカルディスタンスの確保や、「密」の回避、黙食の徹底等をお願いします。特に、こまめな換気は大変有効です。

3 ワクチン接種について

 第5波の感染者の状況をみても、ワクチン接種による感染予防の効果や重症化予防の効果は明らかとなっています。県では、市町村や職域での接種に対し支援を行うとともに、引き続き、県営接種センターを開設し、希望する県民への接種を加速しています。

全ての県民を対象とし、妊婦やそのご家族の方には優先枠を設けています。ワクチンの効果を正しく理解いただいたうえで、ご自分や大切な方を守るためにも、積極的な接種をお願いします。

【予約センター:0120-118-721】

4 結び

 ご不便をおかけする期間が長くなりますが、これまでの取組は確実に成果を上げています。一日も早い、外出自粛や時短要請の解除に向けて、引き続き、県民の皆様一人ひとりのご理解・ご協力をお願いいたします。

知事臨時会見 県民の皆様へのお願い(8月25日)

県民の皆様へのお願い

令和3年8月25日

大   分   県

1 感染の状況

 全国的な感染の拡大が止まらないことから、本日、国は緊急事態宣言対象地域及びまん延防止等重点措置の適用地域を拡大します。本県においても、8月21日には過去最多となる215件の新規感染者を記録するなど、予断できない状況にありますが、8月17日からは踏み込んだ感染防止対策をお願いしているところです。新学期とともに人の動きが活発化する可能性もあり、県民の皆様には、感染対策の徹底にさらにご協力をお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出等について

 現在、不要不急の外出自粛をお願いしているところですが、携帯会社の位置情報データ分析によると、自粛要請後初めての日曜日となった22日、大分駅周辺の人出は1週間前と比較して1割増加しています。デルタ株は大変感染力が強いことから、何としても、外出自粛の徹底をお願いします。

(2)学校での対応について

 若年層の感染が増加していることから、新学期を迎えるにあたり、感染拡大地域の小・中学校において始業式の延期や部活動の取りやめ、分散登校等が実施されます。また高校については、通学途中の密集を避けるため、大分市方面だけでなく、県内全域で密集が想定される区間において登校時のバス輸送を行います。ご家庭への影響は大きいと思いますが、子どもたちを守るためにも、しばらくの間、ご協力をお願いします。

(3)飲食店について

 県内全域の飲食店に対し、8月20日から9月12日まで、夜9時までの営業時間の短縮を要請しています。県内各地において要請への協力と感染対策の徹底をお願いしているところであり、現時点で9割以上の飲食店にご協力いただいています。感染拡大防止の正念場、是非ともご協力願います。県としても協力金の速やかな給付に努めます。

(4)基本的な感染防止策の継続について

 感染力の強いデルタ株においても、基本的な感染防止策は有効です。入念な手洗いや咳エチケット、マスクの着用、フィジカルディスタンスの確保や、「密」の回避、黙食の徹底等をお願いします。

(5)医療提供体制について

 8月24日時点で病床使用率は52.6%と、ステージ4の基準にありますが、抗体カクテル療法の活用や、病床と宿泊療養施設との効果的・効率的な連携により、医療体制への負荷軽減を図っています。

また、自宅療養者や救急搬送の課題が全国で問題となっていますが、本県では、受入病床の確保と新たな宿泊療養施設の開設により、自宅療養を必要最小限にとどめています。

さらに、救急時には、患者の受入病院や疑い患者診療医療機関に速やかに搬送できる体制を整えています。妊婦の感染者に対しても、産科医療機関による受入体制を整備しており、すでに多くの受入実績があります。

3 ワクチン接種について

 ワクチン接種による感染防止効果、重症化予防効果は、第5波での感染者の実績を見ても明らかです。9月1日からは県民全般を対象として、県庁舎新館14階展望ホールにおいて、平日の夜間と週末の終日に県営接種会場を開設します。県下全域の接種を急ぐ全ての年代の方の予約を受け付けています。妊娠中の方やそのご家族の優先接種も行うこととしています。不安や疑問を持っている方もいらっしゃると思いますが、ワクチン接種に関する専門相談窓口も準備しています。ぜひ正しい理解の下、ご自分や大切なご家族を守るため、積極的な接種をお願いします。

ワクチン副反応等専門相談窓口:097-506-2850】

予約センター:0120-118-721】

4 結び

 県民の皆様にはご心配をおかけしますが、新規感染者数の減少には、接触機会の減少、感染の早期発見、ワクチン接種の促進が有効です。ワクチン接種後の感染事例もありますが、重症化しないで済むことが確認されています。またデルタ株においては、感染から発症、重症化までの期間が短いことから、早期の受診や速やかな治療が大変大事です。こういった取組により医療機関の負荷も軽減されることから、少しでも異変を感じた場合には、躊躇することなく、医療機関にご相談ください。

知事臨時会見 県民の皆様へのお願い(8月20日)

令和3年8月20日

大   分   県

1 感染の状況

・感染力が格段に強く、感染スピードも速いデルタ株の台頭により、全国的に爆発的な感染拡大

・大分県内でも感染が急拡大し、17日以降4日連続過去最多を更新、本日(8月20日)は214件

・ワクチンにより高齢者の感染が大きく減少、若年層を中心に感染が増加

  8月16~20日 40歳未満が510名(63.2%) 60歳以上は80名(9.9%) ※第4波:30.6%

・感染経路別の内訳では、引き続き家族からの感染が多い

  8月16~20日 家族からの感染が26.8%、 知人8.5% 会食・飲食店利用が5.3%

・特に、家庭内感染により小児への感染が増え、小中高校生はこの4日間(8月17~20日)で80名

・8月16日以降、6件のクラスターが発生

  高齢者施設 3件(ワクチン接種あり、軽症者が多い)

  接待を伴う飲食店 1件(中津市のスナック「you」)

  商業施設  1件 (トキハの地下1階食品売り場)

  大学    1件 (日本文理大学ラグビー部下宿先)

・入院及び宿泊療養の状況(8月20日13時現在)

  1. 入院 214人 / 全439床 ※ 8 / 19  入院34人、退院21人

     8 / 21 ~ 6床増床され、最大確保病床数は445床へ拡大

酸素吸入が必要な患者(7月12日~8月15日)37名 ※30代も 16%

抗体カクテル療法は県内20の医療機関で実施可能 これまでに80名以上に投与して、顕著な効果あり

  1. 宿泊療養 424人 / 全534室  ※ 8 / 19  入所74人、退所37人

  → 8 / 23 ~ ホテルクラウンヒルズ大分(都町:150室)を加え、計5施設:684 室へ拡大

一部の宿泊療養施設は医師常駐とし、抗体カクテル療法も可能

  1. 自宅療養 108人
  2. 調整中 167人     

2 お願い

  1. 学校での対応について

 ・来週から新学期が始まる学校が増え、家庭から学校内へのウイルス持ち込みを懸念

 ・家庭での健康観察を徹底するとともに、生徒本人が体調が悪い場合はもとより、家族に一人でも具合が悪い方がいれば、躊躇なく学校を休むこと

 ・授業や部活動において、極力対面や身体接触を回避

 ・これまで以上に、3密はもとより1密も回避、十分な距離の確保や短時間の会話

 ・入念な手洗いと不織布マスク着用、マスク会食や「黙食」の徹底

(2)外出について

 ・不要不急の外出自粛

(3)会食について

 ・飲食店の営業時間の夜9時までの短縮要請(本日8/20~9/12)

(4)大規模集客施設について

 ・大規模集客施設では、これまでもガイドラインに沿った感染防止対策に取り組んできているが、他の地域のみならず県内でもクラスターが発生している状況

 ・感染力の高いデルタ株を前提として、各施設においても更なる改善案がないか自ら検討を進めていただいているところであるが、県としても各施設と連絡を取りながら、共に安心安全な環境をつくっていく

3 ワクチン接種について

 ・9月から県民全般を対象に、県庁舎新館14階展望ホールにおいて、現役世代のために、平日(夜間)と週末(終日)に県営接種センターを開設

 ・明21日午前9時から予約受付開始

 ・50歳代のほか、接種を急ぐすべての年代が申し込み可能

 ・市町村及び職域接種と併せて、希望する県民への接種を加速 

 ・ご自分や大切なご家族を守るためにも、是非とも積極的なワクチン接種を

 

※感染の急拡大と高止まりにより、人口10万人あたりの新規感染者数や病床使用率などの悪化が著しく、現在の状況はステージ3の状態に入りました。

このことに伴い、県民の皆様には以下の点についてご留意いただきますようお願いいたします。

お願い

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年8月17日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部 

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

 デルタ株の台頭により、1日あたりの新規感染者数が2万人を超えるなど、全国的に感染の拡大が続いています。県内でも、感染力が格段に強く、感染スピードも速いデルタ株により、感染が急拡大しています。ワクチン効果により高齢者の感染が大きく減少しましたが、他方で、若年層を中心に感染が増加しています。

 人口10万人あたりの新規感染者数や病床使用率なども上昇しており、総合的にみてステージ3の状態にあると判断します。

 県では、医療提供体制を強化するため、受入れ病床の確保に取り組むとともに、4棟目の宿泊療養施設を明18日から開設します。さらに、感染者が急増している中津市や日田市でも宿泊療養施設の早期の開設を検討します。また、宿泊療養施設の一部では医師を常駐させて、重症化予防に効果の高い抗体カクテル療法にも対応できるようにします。併せて、積極的疫学調査や迅速な検査の実施、県民への必要な情報の提供に努めてまいりますが、県民の皆様には、9月12日までの間、感染対策の更なる徹底をお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出等について

 感染力の強いデルタ株の拡がりもあり、不要不急の外出自粛をお願いします。外出する場合には、人混みを避けるなど感染対策を徹底してください。県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。また、感染が拡大している地域との不要不急の往来は、極力控えてください。移動せざるを得ない場合は、検温など体調管理に十分努めてください。また、大切な方を守るためにも、移動前後にはできる限り民間の検査センター等を活用し、PCR検査若しくは抗原検査をお願いします。県内では、大分市、別府市、宇佐市が検査センターを開設しています。さらに、少しでも体調に異変がある場合は、無理をせず次の機会としてください。

(2)県内旅行について

 「新しいおおいた旅割」については、県内各地域への感染拡大を防止するためにも、新規予約は明18日から停止します。なお、既予約分については利用を妨げませんが、感染状況を踏まえ慎重な行動をお願いします。

(3)飲食店について

 県内全域の飲食店に対し、20日(やむを得ない場合は23日)から、夜9時までの営業時間の短縮を要請します。営業時間短縮に協力いただく飲食店の方々には、協力金を支給します。

(4)各種事業者への支援策について

 酒販店やタクシーなど県の外出自粛や営業時間短縮の要請等の影響により売上が急減しながらも、国の支援金や県の協力金の対象とならない事業者には、支援金を給付します。

(5)会食について

 会食を行う場合は、マスク会食、短時間、少人数、もしくは席移動を行わない少人数ごとの配席など、引き続き、感染防止の徹底をお願いします。飲食店を利用する場合は、第三者認証を受けた「安心はおいしいプラス」の認証店など、感染拡大予防ガイドラインを遵守した店舗を選んでください。最近、認証店での感染もみられましたが、デルタ株の強い感染力を踏まえ、実態を調査の上、認証基準も逐次見直し、店舗にとっても利用者にとっても、安心していただけるよう県として取り組んでいきます。なお、接待を伴う飲食店では、今月だけでも約20店舗で50名を超える感染者が確認されていることから、特段の注意をしてください。

(6)カラオケについて

 カラオケは空気中にウイルスを含む飛沫が浮遊し、感染リスクが極めて高く、最近もカラオケを利用したクラスターの発生事例がありました。ご家族でマスクを着用して行う場合を除き、カラオケの利用は引き続き自粛願います。

(7)職場や学校での対応について 

 デルタ株に置き換わり、職場や学校から家庭内に持ち込まれ、家族全員が感染した事例も増えています。入念な手洗いと手指消毒に加え、3密はもとより1密もできる限り回避してください。また、確実なマスクの着用が極めて重要です。屋内では不織布マスクを着用するとともに、マスクを着用していても、十分な距離の確保や短時間の会話にとどめる工夫をお願いします。マスク会食や「黙食」の徹底もお願いします。職場におけるテレワークの活用も、引き続きお願いします。夏休みを終えた学校では、授業や部活動において、できるだけ対面や身体接触を回避する工夫を行う等、感染対策の徹底をお願いします。

(8)大規模集客施設について

 東京を中心に大規模集客施設での感染が報告されています。大規模集客施設においては、デルタ株を前提として、来場者が密集することのないよう、人数制限やイベントの簡素化など感染対策を見直してください。

3 ワクチン接種について

 65歳以上の高齢者については希望者への接種が完了しました。国からのワクチン供給も、県民の8割が接種できる量が10月上旬までに供給される目処が立っています。県としては、市町村や職域接種に取り組む企業・大学等を支援するとともに、9月以降は県民全般を対象として、県庁舎新館14階展望ホールにおいて、現役世代のために、平日の夜間と週末の終日に県営接種会場を確保することにしました。8月21日の午前9時から受付を開始します。これらにより、11月末の接種完了目標をできるだけ前倒しするように、全力で取り組みます。

 ワクチン接種については不安や疑問を持っている方も多く、特に若い世代が接種に慎重になる傾向があるようですが、ワクチン接種の効果は副反応のリスクを上回るというのが関係者の共通認識です。県民の皆様には、ワクチンに対する正しい理解の下、積極的な接種をお願いします。

4 結び

 繰り返しになりますが、デルタ株の感染力及び感染スピードは格別です。これまで以上に警戒感を高め、感染対策をより一層徹底してください。また、早期の受診や速やかな治療が、ご自身のためにも、感染拡大の防止のためにも大変大事です。少しでも異変を感じた場合には、躊躇することなく、医療機関にご相談ください。県民の皆様には対策が長期化して恐縮ですが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

帰省シーズンの対応について

令和3年8月3日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

1 県内外の状況

 国内では、全ての都道府県でデルタ株が確認されており、感染が急速に拡がっています。県内でも、この一週間のデルタ株割合は7割を超え、確実に置き換わりが進んでおり、新規感染者数が増加しています。病床使用率等も上昇傾向にあり、総合的にみてステージ2と判断します。これからお盆を迎え、帰省等が増えることが見込まれます。感染の再拡大を抑制するため、特に下記の点についてご協力をお願いいたします。

2 県外との往来について

 県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。また、デルタ株への置き換わりが進んでいることを踏まえ、感染が拡大している地域との不要不急の往来は、極力控えてください。最近の感染事例を分析すると、県外が感染経路とみられる事例が約3割を占めており、そこから知人や家庭に感染が拡がっています。帰省等に際しては、検温など体調管理に十分努めてください。特に、移動前は大人数での会食等を控えるとともに、少しでも体調に異変がある場合は、無理をせず次の機会としてください。

 大切な方を守るためにも、できる限り来県前に民間の検査センター等を活用し、PCR検査若しくは抗原検査をお願いします。なお、県内では、大分市、別府市、宇佐市が検査センターを開設しています。また、ご不明な点があれば、遠慮なくコールセンター(097-506-2775)までご相談ください。

3 ワクチン接種について

 65歳以上の高齢者については、7月末までに約8割の方々への接種が完了しました。今後は国からのワクチン供給量の減少に伴い、接種計画の調整を行いながら、希望する全ての県民に11月末までに接種を完了できるよう、引き続き市町村と緊密に連携して進めていきます。また、順次開始されている職域接種に取り組む企業や大学等を支援するとともに、県営接種会場においては、毎週末、高校や幼稚園の教諭をはじめ、エッセンシャルワーカー等に対してワクチン接種を進めています。9月以降は県民全般を対象として、住所地を問わず、また夜間にも接種時間を確保して県営接種を継続し、一日も早い接種完了に全力で取り組みます。最近では、高齢者の新規感染例が大幅に減少し、重症化も避けられるなど、ワクチン接種の効果は確実に認められます。現役世代や若年層の方々についても、ワクチンに対する正しい理解の下、積極的な接種をお願いします。

4 結び 

 県としても、引き続き、デルタ株の感染拡大に細心の注意を払うとともに、8月8日には2棟目の宿泊療養施設を開設し、医療提供体制の強化を図ります。ワクチン接種も着実に進めていきます。県民の皆様には、安全・安心にお盆を過ごせるよう、ご自身や大切な方を守るためにも、引き続き、ご理解・ご協力をお願いいたします。

7月16日以降の取組

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年7月16日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 県内外の状況

県内の感染状況については、一日あたりの新規感染者数が、先月4日から一桁で推移するなど、感染状況の指標は引き続きステージ1を維持しています。県民の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。しかしながら、国内ではなお緊急事態宣言等が発令されている地域があり、都市部を中心に感染拡大の傾向も顕著になってきています。また、感染力が強いとされるデルタ株が41都道府県にまで拡がり、県内でも4件が確認されています。油断すれば感染の再拡大を招く恐れが十分にあります。こうした中、夏休みが始まり、全国的に人の動きが活発になる時期を迎えます。大分県としては、引き続き感染の再拡大を抑制し、経済の再活性化も進めるため、8月末日まで、以下の取組について、ご協力をお願いいたします。

2 感染再拡大を抑えるための具体的な取組

(1)県をまたぐ移動について

 県をまたぐ移動については、地域の感染状況に留意し、臨機に行動してください。また、デルタ株への置き換わりが進んでいることを踏まえ、感染が拡大している地域(※)との不要不急の往来は、極力控えてください。

帰省が増える時期となりますが、帰省前は体調管理に十分努めるとともに、念のため出発前若しくは到着地での検査をお勧めします。また、帰省前は大人数での会食を控えるとともに、少しでも体調に変化がある場合は、無理をせず次の機会としてください。

(2)会食について

 会食は、「安心はおいしいプラス」認証のステッカーを掲示するなど、感染拡大予防ガイドラインを遵守した店舗を選び、マスク会食、短時間、少人数もしくは席移動を行わない少人数ごとの配席など、感染防止の徹底をお願いします。

(3)カラオケについて

 カラオケは空気中にウイルスを含む飛沫が浮遊し、感染リスクが極めて高く、これまで参加者全員が感染した事例もありました。ご家族でマスクを着用して行う場合を除き、カラオケの利用は引き続き自粛願います。

(4)基本的な感染対策の徹底について 

 感染力がさらに増したデルタ株の感染防止のため、入念な手洗いと手指消毒に加え、3密はもとより1密もできる限り回避してください。また、確実なマスクの着用が極めて重要です。屋内では不織布マスクを着用するとともに、マスクを着用していても、十分な距離の確保や短時間の会話にとどめる工夫をお願いします。マスク会食や「黙食」の徹底もお願いします。職場におけるテレワークの活用も、引き続きお願いします。

3 社会経済の再活性化に向けた取組

(1)飲食店等について

 営業時間短縮に協力いただいた飲食店への協力金については、5月分は5,000件以上の申請をいただき、約9割の方に給付しました。6月分も既に4,000件を上回る申請を受け付けていますが、ご協力いただいた方にもれなく申請を行っていただくため、申請期間を5月分、6月分ともに7/30まで延長しました。7/9から申請受付を開始した事業継続支援金とともに、申請受付後2週間を目途とした速やかな給付に努めます。また、マスク会食等へのご協力をお願いしている「おおいた味力食うぽん券」により、感染の再拡大の抑制と、飲食店等の再活性化の両立を進めていきます。

(2)旅行について

 「新しいおおいた旅割」により県内旅行を促進するとともに、感染状況が落ち着いている地域からの誘客を進め、夏休みの旅行需要を取り込みます。また、宿泊施設ではこれまでクラスターは確認されていませんが、更なる安心感の醸成と新たな観光需要を創出する補助金の申請受付を7/1から開始しました。今後も、国や他県の感染拡大防止策や各地域の感染状況を注視しつつ、感染の再拡大抑制と観光需要の回復を進めていきます。

4 ワクチン接種について

 65歳以上の高齢者へのワクチン接種は、市町村によって進捗に差があるものの、全体としては順調に進んでいます。こうした中、国からのワクチン供給量が減少し接種スピードは減速を余儀なくされますが、市町村と緊密に連携しながら接種を進めていきます。なお、県に対してワクチンの調整枠が設けられましたが、希望する全ての県民に11月末までに接種を完了できるよう、各市町村の接種実績、予約状況、未接種ワクチンの量等を踏まえて配分することとしています。

 また、職域接種に取り組む企業や大学等への支援を行います。加えて、県営接種会場においては、毎週末、高校や幼稚園の教諭等を対象にワクチン接種を進めており、8月末までに完了します。また、9月以降も県民全般を対象として県営接種の継続を図り、一日も早い接種完了に全力で取り組みます。ワクチンの効果が十分に現れるのは、2回目の接種から約2週間後と言われています。また、その後であっても感染する可能性は5%前後あり、6割程度を占める周囲の未接種者に感染を広げてしまう恐れもありますので、接種完了後も、引き続き、上記の対策を含めた感染対策の徹底をお願いいたします。

5 結び

 以上のとおり、当面はなお感染再拡大の抑制と社会経済の再活性化に全力で取り組むとともに、ワクチン接種も着実に進めていかなければなりません。

 県民の皆様には、ご家族や友人との楽しい夏休みとなるよう、引き続き、ご理解・ご協力をお願いいたします。

 

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年6月28日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

県内の感染状況は、県民の皆様のご協力により、一日あたりの新規感染者数が、今月4日以降一桁が続くなど落ち着いています。感染状況の8指標全てがステージ1の水準に改善し、総合的にみてもステージ1と判断します。

 しかしながら、国内では緊急事態宣言等が継続される地域が残り、また、隣県でも非常に強い感染力を持つとされるデルタ株が確認されており、油断すれば感染の再拡大を招く可能性も否定できません。引き続き警戒が必要です。

 ついては、感染の再拡大を可能な限り抑制するため、希望する高齢者のワクチン接種が完了する7月末日までの間、以下の具体的取組へのご協力をお願いいたします。

2 感染再拡大を抑えるための具体的な取組

(1)県をまたぐ移動について

 県をまたぐ移動については差し支えありませんが、「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が発令されている地域への往来は、引き続き自粛してください。

 また、移動に当たっては、移動前後の体調管理、会食などに十分注意してください。

(2)会食について

 家族やいつもの職場の方との会食は差し支えありませんが、「安心はおいしい」のPOP掲示も参考に、感染拡大予防ガイドラインを遵守した店舗を選び、少人数、短時間でのマスク会食の徹底を引き続きお願いします。

(3)カラオケについて

 カラオケは空気中にウイルスを含む飛沫が浮遊し感染リスクが極めて高いうえ、最近では参加者全員が感染した事例もありました。ご家族でマスクを着用して行う場合を除き、カラオケの利用は引き続き自粛願います。

(4)イベントの開催について 

 イベントの開催にあたっては、引き続き、感染拡大防止ガイドラインを遵守した上で、収容定員の50%以内の人数制限を行ってください。ただし、大声での歓声等が想定されないイベントであれば、引き続き、5千人を上限に100%以内が可能となりますので、収容定員1万人未満の会場で開催する場合には、収容上限は5千人となります。

(5)基本的な感染対策の徹底について 

 感染力がさらに増したデルタ株の感染防止のため、入念な手洗いと手指消毒に加え、3密はもとより1密もできる限り回避してください。また、確実なマスクの着用が極めて重要です。屋内では不織布マスクを着用するとともに、マスクを着用していても、十分な距離の確保や短時間の会話にとどめる工夫をお願いします。

 職場におけるテレワークの活用も、引き続きお願いします。

 学校においては、適切な感染対策を行った上で、教育活動を実施していただきたいと考えており、別途、教育委員会等から通知します。

 なお、職場や学校では、マスク会食や「黙食」の徹底をお願いします。

3 社会経済の再活性化に向けた取組

(1)生活福祉資金等について

 収入が減少した世帯の生計等の維持を図るため、無利子の生活福祉資金の貸付について、申請期間を2ヶ月延長し、8月末までとします。

 また、生活福祉資金の特例貸付が借入限度額に達した世帯等に対して、月額最大10万円の支援金を支給します。

(2)飲食店等について

 営業時間短縮に協力いただいた飲食店への協力金については、6/22から5月分の給付を開始し、翌日から6月分も申請受付を開始したところです。7/9から申請受付を開始する事業継続支援金とともに、申請受付後2週間を目途とした速やかな給付に努めます。
また、マスク会食等へのご協力をお願いする「おおいた味力食うぽん券」により、感染の再拡大の抑制と、飲食店等の再活性化の両立を進めていきます。

(3)旅行について

 「新しいおおいた旅割」により県内旅行を促進します。感染対策を徹底しながら、大分の魅力を楽しんでください。

 また、宿泊施設ではこれまでクラスターは確認されていませんが、更なる安心感の醸成と新たな観光需要を創出する補助金の申請受付を7/1から開始します。

 今後は、国や他県の感染拡大防止策や各地域の感染状況を注視しつつ、落ち着いた地域からの誘客を適時に行うことにより、感染の再拡大抑制と観光需要の回復を進めていきます。

4 ワクチン接種について

 県内全域で、7月末までには、65歳以上の希望する高齢者への接種が完了します。その後、希望する全ての県民への接種を11月末までに完了させるため、国の新たな支援策を受け入れ、市町村との連携を緊密にし、個別接種会場における接種の加速や、職域での接種に取り組む企業や大学等への支援を行います。

 加えて、7/4から毎週末、昭和電工武道スポーツセンター内に県営接種センターを開設し、幼稚園教諭、保育士、放課後児童クラブ支援員等を対象にワクチン接種を行い、8月末までに完了します。

 また、9月以降についても、県営接種センターの継続に向けて、さらなるワクチン確保に努め、一日も早い接種完了に全力で取り組みます。

 ワクチンの効果が十分に現れるのは、2回目の接種から約2週間後と言われています。また、その後であっても感染する可能性は5%前後あり、7割程度を占める未接種者に感染を広げてしまう恐れがあります。ワクチン接種完了後も、引き続き、上記の対策を含め感染対策の徹底をお願いいたします。

5 結び

 デルタ株の初期症状は、頭痛、喉の痛み、鼻水など風邪の症状と似ていて、その後、症状が悪化することがわかってきました。こうした症状が確認された場合は、躊躇なく早めに医療機関を受診してください。

 県としても、デルタ株の各県の感染状況を注視するとともに、監視体制を強めます。さらに、万一に備え、感染が拡大しても対応できる必要十分な病床数を確保し、ワクチン接種を急ぎます。引き続き、県民の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

0628以降の取組

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年6月10日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

県内の感染状況は、県民の皆様のご理解とご協力により、ここ1か月で大きく改善しました。

 5/6に初めて感染状況のステージを3へ引き上げて以降、不要不急の外出自粛や飲食店に対する営業時間の短縮要請などの強めの対策をお願いしてきましたが、例えば営業時間短縮については、99%以上の飲食店にご協力いただいたこともあり、5/12以降、飲食・会食を原因とした感染は確認されていません。また、高齢者施設、学校等でクラスターの発生もありましたが、積極的疫学調査等により早期に探知し、その封じ込めにも成功しました。

 これらの成果もあり、人口10万人当たりの新規感染者数は、ピーク時の47.93人から本日時点で2.91人まで下がるなど多くの指標がステージ1の水準にまで下がっています。

 総合的判断としても、ステージ1が窺えるレベルにあると考えますが、病床使用率が21.0%とステージ3であること、重症基準に準ずる高濃度酸素療法を行っている患者が複数おり、重症者用病床使用率がステージ2に後戻りしかねないこと等から、当面の判断をステージ2とします。そして、1か月余りにわたりお願いした、不要不急の外出自粛、営業時間の短縮要請等強めの対策は、6/13をもって解除することとします。

 しかしながら、全国的な感染状況は改善傾向にあるものの緊急事態宣言等は続いており、油断すれば感染の再拡大を招く可能性も否定できません。また、非常に強い感染力を持つとされる新たな変異株に対する警戒も必要です。従いまして、6/14から6/30までの間、再拡大を可能な限り抑制するため、以下の具体的措置をお願いいたします。

2 感染再拡大を抑えるための具体的な取組

(1)県をまたぐ移動について

 感染が本県より落ち着いている県も含め、いまだ各県において感染を抑え込む努力が行われている状況であり、引き続き、県をまたぐ不要不急の移動は控えてください。特に、「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が発令されている地域への往来は自粛してください。

 旅行に関しては、「新しいおおいた旅割」を活用しながら、県境をまたがない県内旅行により、感染の再拡大抑制にご協力をお願いします。

 久しぶりの帰省など、どうしても県をまたぐ移動が必要な場合には、感染リスクが高い場所に行くことを避けたり、大人数の会食を控える等、移動前後の体調管理などに十分注意してください。

(2)会食について

 家族やいつもの職場の方との会食は差し支えありませんが、「安心はおいしい」のPOP掲示も参考に感染拡大予防ガイドラインを遵守した店を選んだ上で、少人数、短時間でのマスク会食の徹底を引き続きお願いします。

 なお、飲食を通じた感染拡大を抑制するため、「おおいた味力食うぽん券」の利用は、上記マスク会食等の徹底を行った場合に限るようお願いします。

(3)カラオケについて

 カラオケは空気中に飛沫が浮遊し感染リスクが極めて高いうえ、これまでクラスターが多発し、県内でも高齢者が亡くなっています。ご家族でマスクを着用して行う場合を除き、カラオケの利用は自粛願います。

(4)変異株対策の徹底について 

 感染力の強い変異株により、学校や職場でのクラスターが確認されています。入念な手洗いと手指消毒に加え、3密はもとより1密もできる限り回避してください。また、屋内では不織布マスクを着用するとともに、マスクを着用していても、十分な距離の確保や短時間の会話にとどめる工夫をお願いします。テレワークの活用も、引き続きお願いします。食事は、マスク会食や「黙食」の徹底をお願いします。

 学校においては、基本的な感染防止策に加え、特に感染リスクの高い教育活動は実施方法について慎重に検討する等、感染対策の徹底をお願いします。

3 社会経済の再活性化に向けた取組

(1)飲食店について

 営業時間短縮に協力いただいた飲食店への協力金(5月分)の申請受付を本日から開始しました。申請受付後2週間を目途とした速やかな給付に努めます。
また、飲食店の第三者認証制度を創設し、早ければ今月末から申請の受付ができるよう準備を進めています。さらに、認証店が取り組む感染症対策設備の導入への助成(10/10補助)も行います。マスク会食等へのご協力をお願いする「おおいた味力食うぽん券」の販売・利用の再開(6/14~7/15【販売】、~8/15【利用】)とあわせて、感染の再拡大の抑制と、飲食店の再活性化の両立を進めていきます。

(2)県内旅行について

「新しいおおいた旅割」の利用を再開(6/14~8/31【予約】、~12/31【利用】)し、県境をまたがない県内旅行を促進します。また、宿泊施設ではこれまでクラスターは確認されていませんが、更なる安心感の醸成に向けて、感染拡大防止策の強化等に取り組む際の費用の助成制度(3/4補助)を新たに設け、7/1から受付開始します。改めて、感染防止策の再徹底と、宿泊客への注意喚起など変異株対策の徹底を進めることにより、感染の再拡大抑制と観光需要の回復を進めていきます。

(3)各種事業者への支援策について

 外出自粛や営業時間短縮の要請等の影響により売上が急減しながらも、国の支援金や県の協力金の対象とならない事業者に、業種に関わらず給付する事業継続支援金は、7月上旬からの申請受付を予定しています。

また、県産農水産物の消費を回復させるため、県内小中学校等の学校給食に提供するほか、県内で開催予定の芸術文化イベントを中止・延期した芸術文化団体に対して、キャンセル費用を助成します。

4 ワクチン接種について

 全ての市町村で、65歳以上の高齢者への接種が7月末までに完了する見込みです。県としては、医療従事者の確保に努めるとともに、医療機関への協力金等により、市町村の接種促進を図ります。ワクチンの効果が十分に現れるのは、2回目の接種から約2週間後と言われています。また、その後であっても感染する可能性はゼロではなく、未だ大部分を占める周囲の未接種者に感染を広げてしまう可能性があります。引き続き、感染対策の徹底をお願いいたします。

 また、小中学校の教職員や幼稚園教諭、保育士等に加え、新たに受験や就職を控えた高校3年生に対しても、基礎疾患を有する方や介護従事者等と並行して優先的に接種を行うこととします。

 このうち、幼稚園、保育所、こども園等については、平日休みが取りにくいという事情を考慮して、7月、8月の週末に、昭和電工武道スポーツセンター内に県直営の接種会場を開設します。

 職域での接種に取り組む企業や大学等とも連携し、2種類のワクチンを適切に使い分けながら、早期接種に全力を挙げます。

5 結び

 1か月余りにもわたる、皆様のこれまでのご協力に改めて感謝申し上げます。また、今もなお献身的に患者の治療に当たっていただいている医療関係者の皆様にも、心から感謝申し上げます。

 県としても、新たな変異株に対する監視体制を構築するとともに、引き続き感染再拡大の抑制と社会経済の再活性化に全力で取り組みます。また、ワクチン接種についても急ぎ、希望する県民全員が接種を終えられるよう取り組んでまいります。引き続き、県民の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について(新旧)

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年5月26日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

 全国的に変異株が猛威を振るっており、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が発せられた18都道府県等は未だ収束が見えない状況です。他方、県内では、県民のご理解とご協力により、僅かながら改善の兆しが見えてきました。人口10万人当たりの新規感染者数は、ピーク時の47.93人から本日時点で22.73人まで下がっています。また、飲食店の営業時間短縮要請に対しても、現時点で99%以上の方々に応じていただいており、時短要請を開始した5月12日以降の飲食・会食を原因とした感染は確認されておりません。

 しかしながら、病床使用率は50%前後、重症者病床使用率も15%前後で推移し、人口10万人当たりの療養者数も40人を超えているなど、依然ステージ3の状態にあると考えており、油断できない状況です。リバウンドを防ぐレベルまで新規感染者を低減させるためには、県内全域での外出自粛や飲食店の時短要請等、現在の取組を今しばらく継続する必要があると考えます。

 また、変異株が主流となる中、最近の感染経路を分析すると、様々な対策を講じている職場や学校でも感染する例が増えています。家庭内での感染も増えていますが、これも職場から持ち込まれた可能性が高く、今一歩踏み込んだ変異株への対策が求められます。さらに、九州各地では引き続き感染拡大が心配されています。特にインド株による感染の判明もあり、極めて心配されるところです。

 以上のような事情により、県民の皆さんには、6月13日(日曜日)まで、下記の取組へのご理解とご協力を改めてお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出自粛について

 県内全域で、引き続き、不要不急の外出自粛をお願いします。また、県をまたぐ往来も自粛してください。

(2)飲食店について

 県内全域の飲食店に対し、引き続き、夜9時までの営業時間の短縮を要請します。併せて、テイクアウトを除き、おおいた味力食うぽん券の利用を控えてください。

(3)変異株対策の徹底について 

 感染力の強い変異株に対しては、入念な手洗いと手指消毒に加え、3密はもとより1密もできる限り回避してください。密を回避できない場合は、十分な感染防止策をお願いします。学校においては、授業や部活動での対面や身体接触の回避等、感染対策の徹底をお願いします。また、職場においては、屋内では不織布マスクを着用するとともに、密になる場所では熱中症に注意しつつマスクの2枚重ねをお願いします。マスクを着用していても、十分な距離を確保いただくとともに、会話などはできる限り短時間でお願いいたします。また、食事の際は、マスク会食や会話そのものを控えた「黙食」の徹底をお願いします。テレワークが可能な職場では、積極的な導入をお願いいたします。

(4)各種事業者への支援策について

 営業時間短縮に協力いただく飲食店の方々には、協力金を支給します。加えて、酒販店やタクシーなど県の外出自粛や営業時間短縮の要請等の影響により売上が急減しながらも、国の支援金や県の協力金の対象とならない事業者には、支援金を給付します。また、外食需要の減少している県産農水産物の消費を回復させるため、県内小中学校等の学校給食に提供します。さらに、芸術文化団体の活動継続を支援するため、県内で開催予定の芸術文化イベントを中止・延期した芸術文化団体に対して、キャンセル費用を助成します。

3 ワクチン接種について

 ワクチン接種については、各市町村とも、65歳以上の高齢者への接種を7月末までに完了する見込みが立ちました。県としては、大規模医療機関等の協力を通じて医療従事者の確保に努めるとともに、医療機関への協力金等により、市町村の接種促進を図ります。また、学校でのクラスターが複数発生したことを踏まえ、小中学校の教職員や幼稚園教諭、保育士などに対し、夏休み中の完了を目指し、基礎疾患を有する方や介護従事者等と並行して優先的に接種を行い、2学期からの子どもたちの学びと育みの安心に繋げます。

4 結び

 ご不便をおかけする期間が長くなり恐縮ですが、これまでお願いし、実践いただいた取組は着実に成果を上げています。外出自粛や時短要請を一日も早く解除できるよう、引き続き、県民の皆さん一人ひとりのご理解・ご協力をお願いいたします。

県民の皆様へのお願い

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年5月11日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

 県内では、感染力が強く重症化リスクも高い変異株の台頭により、感染が急速に拡大しており、先週、ステージを3に引き上げ、大分市及び別府市での不要不急の外出自粛や明日(12日)からの飲食店の営業時間の短縮をお願いしたところです。

しかしながら、その後も感染は高止まりのままであり、病床使用率や人口10万人あたりの新規感染者数は、ここ数日、過去最高を更新する状況となっています。

県内の医療提供体制への支障も発生しつつあり、早急に事態を改善させる必要があります。県では、引き続き、病床や宿泊療養施設の確保、迅速な検査、必要な情報の公開等に取り組んでいきますが、隣県の感染状況も悪化しており、県民の皆様には、今月末まで、下記の取組へのご協力をお願いいたします。

2 具体的な取組

(1)外出自粛について

 大分市、別府市に加え、県内全域の皆様に不要不急の外出自粛をお願いいたします。また、県をまたぐ往来も自粛をお願いします。

(2)飲食店について

大分市及び別府市内の飲食店に対しては、明日(12日)から21時までの営業時間の短縮を要請していますが、14日から(やむを得ない場合は17日から)は県内全域の飲食店に対し21時までの営業時間の短縮を要請します。

なお、協力事業者の皆様には協力金を支給いたします。併せて、テイクアウトを除き、おおいた味力食うぽん券の利用を控えてください。

(3)変異ウイルス対策について

 変異ウイルスに対しては、これまでの対策だけでは感染が防げないことがわかってきました。

入念な手洗いと手指消毒、3密はもとより1密もできる限り回避してください。密を回避できない場合は、十分な感染防止策をお願いします。

 特に、屋内では不織布マスクを着用するとともに、密になる場所ではマスクの2枚重ねをお願いします。また、マスクを着用していても、十分な距離を確保いただくとともに、会食や会話などはできる限り短時間でお願いいたします。

3 結び

 かつてない感染拡大の中、変異株の感染を封じ込めるためには、これまで以上に強力な対策を講じる必要があります。対策を効果的なものとするためには、県民の皆様一人ひとりの行動変容が欠かせません。しばらくはご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力を切にお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年5月6日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 感染の状況

 全国的に感染の拡大が続いており、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発せられた4都府県は更に期間延長となる見通しです。県内でも、感染力が強く重症化リスクも高い変異株が主流となり、感染が急速に拡大しています。大型連休を含むこの2週間の新規感染者数は689名に上り、また、4月以降にはカラオケや結婚披露宴の2次会など、既に13件ものクラスターが発生し、カラオケクラスターでは残念ながらお亡くなりになられた方もいます。このようなかつてない感染の急拡大と高止まりにより、人口10万人あたりの新規感染者数や病床使用率などの悪化が著しく、現在の状況は、大分県としては初めてステージ3の状態に入ったと考えています。

2 今後の取組

 現在、県内の医療提供体制への支障も発生しつつあり、一刻も早く事態を改善する必要があります。県としても、積極的な疫学調査や迅速な検査並びに必要な情報の公表等に取り組んでいきますが、県民の皆様には、感染封じ込めのため、今月末まで、下記の取組にご協力をいただきますようお願いいたします。

(1)県内旅行について

 「新しいおおいた旅割」については、ステージ3となったことから、新規予約は明日7日から停止し、その利用についても、既存の予約分も含め5月10日から停止します。旅割を用いない県内旅行については、適切な感染対策がとられている施設を利用してください。

(2)県外への移動・往来について

 県をまたぐ不要不急の往来は自粛してください。

(3)会食について

 家族やいつもの職場の仲間(4人まで)との会食は差し支えありませんが、大人数での会食は控えてください。延期しがたい結婚披露宴等のライフイベントについては、会場責任者とも相談の上、感染対策を徹底し、長時間に及ぶことのないよう工夫をお願いします。

(4)飲食店について

 感染経路不明の新規陽性者が急増している大分市及び別府市内の飲食店に対して、21時までの営業時間の短縮を5月12日から要請します。なお、協力事業者の皆様には協力金を支給いたします。併せて、大分市及び別府市内においては、テイクアウトを除き、おおいた味力食うぽん券の利用を控えてください。

(5)カラオケについて

 カラオケは空気中に飛沫が浮遊し感染リスクが極めて高いうえ、県内でも複数のクラスターが発生しています。ご家族でマスクを着用して行う場合を除き、カラオケの利用は自粛してください。

(6)イベントの開催について

 イベントの開催にあたっては、引き続き、感染拡大防止ガイドラインを遵守した上で、収容定員の50%以内の人数制限を行ってください。なお、大声での歓声等が想定されないイベントを収容定員1万人以下の会場で開催する場合は、引き続き、収容上限を5千人とします。

3 結び

 ステージ3に移行した今が、まさに感染拡大防止の瀬戸際です。県民の皆様には、身近に感染者がいるかもしれないという気構えで、これまで以上に警戒感を高め、感染対策をより一層徹底していただきますようお願いいたします。特に、大分市、別府市においては、連日多数の感染者が確認され、感染経路不明のケースも続発し、市中感染のリスクが高まっています。大分市及び別府市の皆様には、感染拡大防止に向けて、不要不急の外出を自粛いただきますようお願いいたします。

お願い

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年4月25日
大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

 

1 感染の状況
国内では、全国的に感染が急速に拡大しており、本日から、東京都、大阪府、京都府、兵庫県に3度目の新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発せられました。
このほか、同法に基づく「まん延防止等重点措置」について、宮城県、沖縄県、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、愛媛県の7県が適用対象となっています。九州においても、本県のほか、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県で感染の拡大がみられます。
その本県においては、新規感染者数は昨日まで3日間連続して過去最多を更新し、今日までの4日間で新たに226名の感染が確認されました。現在の状況は、総合的に判断して、ステージ2と考えますが、この増加ペースが続けば、病床使用率が急上昇し、「まん延防止等重点措置」の発動も念頭に置かなければならない「感染ステージ3」が視野に入ってきます。

2 変異株について
特にこれまでは、県民の皆様のご協力のおかげで何とか感染拡大を抑えてきましたが、変異株の出現により状況が一変しました。3月21日に県内初の変異株感染者が確認されて以来、今日までの感染者341名のうち、274名、およそ8割が変異株によるものとなっています。今月だけでも高齢者グループによるカラオケや結婚披露宴後の2次会など6件の変異株クラスターが発生しています。大分市東部のカラオケクラスターでは、21名の参加者のうち16名が感染し、その2日後には他の店舗やグループにもカラオケで50人以上に感染が拡大するなど、変異株の感染力の強さとスピードは際立っています。

3 今後の取組
人の往来が増えるゴールデンウィークを控え、驚異的な変異株の感染力を踏まえると、これまでの取組では状況はさらに悪化する恐れがあります。最悪の事態を招かないよう、県民の皆様には、ゴールデンウィーク明けの5月11日までの間、もう一段強化した下記の取組にご協力をいただきますようお願いします。

(1)県外への移動・往来について
感染が拡大している地域(緊急事態宣言地域、まん延防止等重点措置対象地域、営業時間短縮や県外への往来自粛等が要請されている地域、以下同じ。)との不要不急の往来を自粛してください。
その他の地域でも、帰省・旅行等の移動・往来は慎重な検討をお願いします。どうしても帰省する必要がある場合は、帰省までの間、感染リスクが高い場所に行くことや大人数の会食等を控えること、帰省前後の体調管理など、十分注意願います。  

(2)県内旅行について
これまで県内のホテル・旅館や観光施設でクラスターは発生していませんが、変異株の流行もあり、ゴールデンウィークも安心して県民の方々に県内旅行を楽しんでいただくために、改めて、ホテル・旅館や観光施設の組合とともに感染防止対策の再徹底を図ります。

(3)会食について
会食については、昨今の感染拡大を短期間で押え込む目的から、大人数での会食は控えていただき、ご家族との食事や、4人までのマスク会食とさせていただきたいと思います。
感染が拡大している地域の方との会食は慎重に判断してください。
「味力喰うぽん券」の利用についても、これまで対象店舗においてクラスターは確認されておりませんが、予防の観点から、上記の方針に従ってください。
延期しがたい結婚披露宴等のライフイベントについては、会場責任者とも相談の上、感染対策を徹底し、長時間に及ぶことのないよう工夫をお願いします。

(4)カラオケの自粛について
カラオケは空気中に飛沫が浮遊し感染リスクが極めて高いうえ、県内でも複数のクラスターが発生しています。ご家族でマスクを着用のうえ行う場合を除き、カラオケの利用は自粛してください。

(5)基本的な感染防止策の徹底について
学校や職場等においては、入念な手洗いやマスク着用の徹底、フィジカルディスタンスの確保など「3密」の回避、こまめな換気など、引き続き基本的な感染防止策の徹底をお願いします。また、家庭内でもできる限りの感染防止策の徹底をお願いします。
イベントや集客施設など不特定多数が集まる場に出かける場合には、特に、対策を徹底してください。

(6)事業者の対応について
事業者におかれては、今一度、業種ごとに定められた感染予防ガイドラインの遵守・徹底に努め、感染力の強い変異株への警戒を怠りないようお願いします。

(7)ワクチン接種について
県内でも高齢者に対するワクチン接種が始まりました。一般の高齢者への接種券の配布も本格化していますが、今後、各市町村が示す接種スケジュールに従って、予約申込み手続きを行ってください。
もうしばらく時間はかかりますが、必ず希望者全員が接種できますので、決して慌てることのないようお願いします。

4 結び
現在の県内の感染状況を踏まえれば、身近に感染者がいる可能性があります。コロナを封じ込めるためには、これまで以上の県民の皆様一人ひとりの自覚と行動が何よりも重要です。
県では、感染の拡大を受け、病床や宿泊療養施設の確保や感染封じ込めのための積極的疫学調査等に全力を挙げています。
まさに今が、コロナ封じ込めの正念場です。県民の皆様には大変ご不便をおかけしますが、これまでの警戒感をもう一段強めていただき、感染対策を徹底していただきますよう切にお願いいたします。

 

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年4月13日
大分県新型コロナウイルス感染症対策本部
大分県社会経済再活性化緊急推進本部

 国内では、一部の地域で感染が急速に拡大しており、宮城県、大阪府、兵庫県に続き、昨日から、東京都、京都府、沖縄県も新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用対象に加えられました。

 他方、本県では、県民の皆様の感染防止に対するご協力のおかげでステージⅠの状態が続いていますが、3月21日に県内初の変異株の感染者が確認されて以降、今日まで53名の方の感染が確認されています。このうち、36名が変異株による感染であり、県内初の変異株のクラスターも発生しました。変異株の拡大に不安を感じている方も多いと思いますが、変異株であっても基本的な感染予防策は従来と変わりありません。引き続き、入念な手洗いやマスクの着用、3密の回避などの徹底をお願いします。                                        ゴールデンウィークを控え、旅行を計画される方もいらっしゃると思いますが、次の点にご留意いただきたいと思います。

 「まん延防止等重点措置」の対象地域との、不要不急の往来を自粛するとともに、対象地域の方との会食は慎重に判断してください。
また、それ以外の営業時間短縮等が要請されている地域についても、往来や会食の必要性を慎重に判断してください。
県内はもとより、感染が落ち着いている地域との往来は差し支えありません。県民の皆様を対象とした「新しいおおいた旅割」も大変好評をいただいています。
今年のゴールデンウィークは、ご家族、ご友人と、是非とも県内旅行を楽しんでいただきたいと思います。
ただし、旅行先では、混雑した場所での食事を避けるなど感染防止に十分気をつけていただくとともに、発熱等の症状がある場合は旅行自体を控えるようお願いします。

 本日から、大分市を皮切りに高齢者に対するワクチン接種が始まります。ワクチン供給量が極めて限定的であることから、先ずは、クラスター発生リスクの高い特別養護老人ホームや老人保健施設の入所者から接種を始めます。一般の高齢者に対する接種券の配布も一部で始まっていますが、今後、各市町村が示す接種スケジュールに従って、予約申込み手続きを行ってください。

 気候も良くなり、外出される機会も増えるものと思われますが、県民の皆様には、引き続き警戒感を持って対応していただくようお願いいたします。

県民の皆様へのお願い [PDFファイル/592KB]

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年3月30日
大分県新型コロナウイルス感染症対策本部
大分県社会経済再活性化緊急推進本部

 本県における新規感染者は、3月に入って大幅に減少し、感染が確認されない日も多くみられるなど、ステージⅠの状態が続いています。これも、県民の皆様の感染防止に対するご協力のおかげであり、あらためて感謝申し上げます。
今回の新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言は全面解除されましたが、一部地域では、感染の再拡大の動きが見られます。県民の皆様には、3月末まで感染防止の徹底に取り組んでいただいていますが、4月以降も、引き続き油断なく次の感染防止策をお願いします。

1 感染防止策について
(1)本県でも変異株による感染やその疑い事例が4件確認されており、その都度、積極的疫学調査を実施し、感染拡大の封じ込めに努力しているところです。その中で、県民の皆様に是非参考にしていただきたい事例があります。1例目の患者は、県外から帰宅後、外出を控え、発症後は速やかに医療機関を受診されています。また、医療機関側も防護服を着用して診療・検査を行っており、こうした関係者の対応のおかげで、ご本人だけの感染にとどめることができました。変異株の有無に関わらず、早期発見、封じ込めが大事です。是非ご協力をお願いします。

(2)また、これから4月を迎え、花見や歓迎会など、人の動きや会食の機会が増えることが見込まれます。会食時には、「会話時のマスクの着用」、「大声での会話の回避」、「斜め向かいに座るなどの配席の工夫」、「少人数・短時間での実施」などの対策をお願いします。「大人数での会食」を行う場合には、3密」状態にならないよう配席の工夫はもとより、席の移動を行わないことを、参加者全員が気をつけながら実施してください。感染拡大地域への旅行や出張の際は、混雑した店を避けて同行者のみと食事を行うなど、特に注意をお願いします。かねてからお願いしている、入念な手洗いやマスクの着用、3密の回避など「基本的な感染防止策」の徹底も引き続きお願いします。

(3)イベント開催については、感染拡大防止ガイドラインを遵守した上で、収容定員の50%以内の人数制限を継続するなどの取扱に変更はありません。

2 ワクチン接種について
(1)医療従事者向けについては、1回目の接種が5月中旬には完了する見込みです。

(2)また、高齢者向けについては、4月中旬から施設入所者を対象に接種を行うこととしており、その後、5月上旬から入所者以外の高齢者への接種を始める予定です。

(3)一般の方は、高齢者や基礎疾患のある方等への接種が終わり次第始めることにしています。

3 社会経済の再活性化について
感染防止の取組が長期間にわたる中で、生活がさらに厳しくなるとともに、観光関連産業や飲食業をはじめとした社会経済活動の停滞が見受けられます。県としては、感染の再拡大の防止を図りな
がら、社会経済の再活性化に向けた対策を迅速かつ確実に実行していきます。

○生活福祉資金等支援について
(1)生活福祉資金
収入が減少した世帯の生計を維持するため、緊急小口資金等の特例貸付を実施しています。3月26日現在で、約2万件、貸付額は約96億円となっており、受付期限については、6月末まで延長しています。

(2)子育て世帯生活支援特別給付金
子ども(18歳未満)がいる低所得者世帯へ一人当たり5万円の特別給付金を支給します。
ひとり親世帯への3度目の支給と併せ、今回初めてふたり親世帯に対する支給を実施します。

○事業者への支援について
(1)応援金
新型コロナ関連融資を受けて事業継続に取り組む事業者への応援金は、2回の増額により法人70万円、個人事業者35万円としており、3月26日現在で、約16,500者に89億円を給付しています。申請受付から10日程度でスムーズに給付しています。

(2)融資
県制度資金に、経営改善や再活性化のための新たな資金を設けるとともに、新型コロナ関連の低利資金を継続するなど、令和3年度当初予算で過去最大となる1千億円の新規融資枠を確保し、金融支援に万全を期します。

観光関連産業への支援について
(1)県民を対象に県内旅行代金の半額補助(上限額:宿泊 5,000円、日帰り 2,500円)を行う「新しいおおいた旅割」は、3月20日利用分から開始しており、宿泊の予約状況は、好調のようです。また、国において、ステージ2相当以下の都道府県が独自に行う県内旅行の割引事業につい
て、新たな支援策が発表されたことを踏まえ、県も追加の支援を検討しているところです。観光関連産業を支援するためにも、この機会にぜひ県内旅行をお楽しみください。

 ○飲食店等への支援について
(1)25%プレミアム付きGo To Eat食事券「おおいた味力食うぽん券」を60億円発行し、3月9日に全国2番目の早さで完売しました。そのうち、3月23日現在で40億円以上が使用されています。引き続き飲食店を応援するため、20%プレミアム付き「おおいた味力食うぽん券 第2弾」を30億円発行し、4月21日から販売を開始します。いずれも6月末まで利用できますので、感染防止策をとった上で飲食を楽しんでいただきたいと思います。

(2)緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金の受付が、3月8日から始まっています。宣言地域外でも外出自粛などの影響を受けている飲食店をはじめ幅広い業種が対象であり、支援要件の緩和や柔軟な運用が行われるよう国へ要望したところです。売上げが50%以上減少している事業者は、商工団体等の登録確認機関(県内283機関)にぜひご相談ください。

ワクチン接種の日程もかなり見えてきましたが、全ての接種が完了するには、まだ時間がかかると思われます。他方、新年度を迎えて、入学や転勤により人の動きが多くなります。県民の皆様には、引き続き警戒感を持って対応していただくようお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年3月3
大分県新型コロナウイルス感染症対策本部
大分県社会経済再活性化緊急推進本部

○ 県内発生から1年を振り返って
1 新型コロナウイルスの感染が、本県で初めて確認されてからちょうど1年が経過しました。
この間、県民や事業者の皆様には、基本的な感染防止策の徹底に加え、その時々の感染状況に応じて感染拡大地域との往来の自粛や会食についての慎重な判断などに努めていただいています。皆様のこれまでのご協力にあらためて感謝申し上げます。
また、現場の最前線で強い使命感を持って業務に従事していただいている医療機関や社会福祉施設関係者の方々のご尽力に対しても、心より敬意を表する次第です。
県では、感染者が確認された場合に、積極的疫学調査を実施し、発生原因や感染経路を分析し、感染の早期封じ込めに供してきたところです。引き続き、感染拡大防止に向け、積極的疫学調査にご協力をお願いします。

ワクチン接種については、今後、本格的な医療従事者への接種に続いて、高齢者や高齢者入所施設の従事者などに対し、順次接種を進めていくこととしており、引き続き市町村や医師会等と連携してしっかり準備を進めてまいります。

2  本県の感染状況をみると、2月に入って、新規感染者は概ね一桁で推移しています。
新規感染者が減少したことで、病床利用率はステージ1の基準である10%を下回っており、人口10万人当たりの新規感染者数など感染状況を評価するその他の指標も低水準にあることから、本県の感染状況は、11月28日にステージ2に移行して以来、およそ3か月ぶりにステージ1に戻ったと認識しています。

○ 感染拡大防止策
このような感染状況の現状を踏まえ、3月末までの間、感染拡大防止策については、以下の取組をお願いします。

1 会食等について

(1) 家族やいつもの職場等の仲間との会食は差し支えありません。ただし、「会話時のマスクの着用」、「大声での会話の回避」、「斜め向かいに座るなどの配席の工夫」、「少人数・短時間での実施」などの対策をとった上で楽しみましょう。

(2)感染が落ち着いている地域の方との会食についても、上記(1)に準じた取り扱いをお願いします。

(3)なお、「大人数での会食」を行う場合には、特に「3密」状態にならないよう配席の工夫はもとより、席の移動を行わないことを、参加者全員が気をつけながら実施するようお願いします。

(4)飲食店で会食する場合には、「安心はおいしい」のPOP掲示も参考に、感染拡大予防ガイドラインを遵守している店を選んでください。

(5)「緊急事態宣言対象地域」や、「緊急事態宣言解除後地域」及び「その他の地域」で外出自粛や営業時間短縮などを要請されている地域の方との会食は、それらの要請が解除されるまでの間、慎重に判断してください。

 2 旅行や出張等の移動について

(1)県内はもとより、感染が落ち着いている地域との往来は差し支えありません。ただし、旅行先では、混雑した場所での食事を避けるなど感染防止に十分に気をつけながら楽しんでください。

(2)「緊急事態宣言対象地域」との不要不急の往来は、引き続き自粛してください。

(3)「緊急事態宣言解除後地域」及び「その他の地域」で外出自粛や営業時間短縮などを要請されている地域との往来は、必要性を慎重に判断するとともに、訪問した場合には、その地域の感染防止策を踏まえ行動してください。  

(4)高齢者や基礎疾患のある方は、「3密」になるおそれのある人混みをできるだけ避けるようお願いします。

3 イベントの開催

(1)イベント開催については、感染拡大防止ガイドラインを遵守した上で、従前の取扱どおり、収容定員の50%以内の人数制限を継続します。

(2)大声での歓声等が想定されないクラシックコンサートなどで、収容定員が1万人以下の会場は(1)に関わらず5千人を上限に収容定員100%とする取扱に変更はありません。

4 基本的な感染防止策の継続
かねてからお願いしている、入念な手洗いや咳エチケット、マスクの着用、フィジカルディスタンスの確保や「3密」の回避など、基本的な感染防止策については、引き続き取組を継続してください。

○ 社会経済の再活性化
県としては、こうした感染防止策の実施を前提に、社会経済の再活性化に向けた追加対策を迅速かつ確実に実行していきます。

1 新型コロナ関連融資を受けて事業継続に取り組む事業者への応援金の増額・追加給付、ものづくり中小企業の設備投資意欲を維持・向上させるための補助金については、既に2月26日から申請の受付を開始しました。応援金については、受付から10日程度で支払いができる予定です。

2 Gotoトラベル事業の延期等の影響を受けた観光関連産業を支援する県独自の県民向け割引支援策(旅行代金の1/2、上限5千円)については、遅くとも学校が春休みに入る3月20日頃までには利用できるよう準備を進めていますので、この機会にぜひ県内旅行をお楽しみください。

3 飲食店への支援としては、25%のプレミアム付きのGo To Eat食事券「おおいた味力食うぽん券」を県内で60億円発行し、2月末日現在で、約56億円が販売されたところです。残すところあとわずかとなりました。6月末まで利用できますので、ぜひともこの機会に購入いただき、感染防止策をとった上で飲食を楽しんでいただきたいと思います。なお、20%のプレミアム付きの食事券を追加発行することも検討中です。

○ 結び
これから年度末を迎え、卒業式や送別会、転勤など、会食の機会や人の動きが増えることが見込まれる中、引き続き、感染拡大に十分警戒していく必要があることに変わりはありません。感染の再拡大を防ぎ、社会経済の再活性化を図っていくため、県民や事業者の皆さんには、引き続きご協力いただきますようお願いします。

3月3日付「新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について」(大分県)(PDF)

3月3日付「大分県における感染状況の評価」(PDF)

 

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和3年2月3

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部
大分県社会経済再活性化緊急推進本部

1 緊急事態宣言期限の延長
昨日、国は、東京都など10都府県について、感染状況は減少傾向にあるものの医療提供体制が依然厳しい状況を踏まえ、緊急事態宣言の期限を3月7日まで延長しました。
そのため、これらの地域への不要不急の往来については、引き続き自粛をお願いします。また、緊急事態宣言対象地域や感染拡大地域から来られた方との会食についても、これまでどおり慎重な判断をお願いします。

2 基本的な感染防止策の徹底
これに加え、かねてからお願いしている、入念な手洗いやマスクの着用、「3密」の回避など基本的な感染防止策についても、取組を継続してください。最近、カラオケに伴う感染が、若い世代で多数確認されています。県民の皆様一人ひとりが原点に立ち返って感染防止策を徹底していただくようお願いします。

3 高齢者福祉施設等のクラスター対策
先月下旬には、3つの高齢者福祉施設でクラスターが発生しています。これは、喉の痛みなど軽い症状があった施設職員が、業務多忙な中、検査を受けることを躊躇し業務を続けたことが、結果として施設内で感染を広めてしまったものと考えます。
県では、これまで、高齢者福祉施設等に対し、利用者や職員に発熱や喉の痛み、咳の症状があれば、速やかに受診し、検査を受けていただくよう呼びかけてきたところです。さらに、今回の事案を踏まえ、職員が施設内で即座に検査できるよう「迅速診断キット」を県内の入所型の高齢者福祉施設と障がい者福祉施設に急ぎ配備することとします。これにより、感染者の早期探知による感染拡大の防止を強化してください。

4 社会経済再活性化
県としては、こうした感染防止策の継続を大前提としたうえで、社会経済の再活性化に向けた追加対策の検討を進めています。

具体的には、
(1)新型コロナ関連融資を受けて事業継続に取り組む事業者への応援金の増額・追加給付
(2)県民向けの県内旅行促進に向けた新たな割引
(3)外食やイベントの縮小等で需要が低迷している和牛、高級魚、花き等の消費拡大対策
(4)ガイドラインに基づく感染防止策を講じた安全な結婚式・披露宴の開催支援
などについて検討しており、今後補正予算に盛り込んでいきたいと考えています。

5 飲食店への支援
飲食店と利用者、双方の努力・工夫もあり、本県ではGo To Eat対象店舗において、これまでクラスターは発生しておらず、九州で唯一、Go To Eat食事券の販売停止や利用抑制を行うことなく、利用を継続できている県となっています。
現在、飲食店への支援として、25%のプレミアム付きのGo To Eat 食事券「おおいた味力食うぽん券」が発行されています。県内の発行額60億円のうち、1月31日現在では約41億円の販売、その利用は約19億円です。販売が2月末まで、使用が6月末まで期間が延長されました。まだまだ活用できますので、まずは、購入していただければと思います。
緊急事態宣言対象地域の方等との会食については、慎重な判断をお願いしていますが、ご家族やいつもの職場の仲間等との会食については、「3密」を避けながら、飲食時以外はマスクを着ける「マスク会食」など、しっかりと感染防止策をとった上で楽しんでいただきたいと思います。
「マスク会食」に加えて、「斜め向かいに座る」、「テーブル間の移動はしない」、「少人数・短時間での実施」など、引き続き、飲食店と利用者の双方が工夫を凝らし、飲食を楽しめる環境を作っていきましょう。また、協力していただける企業などにも、飲食店の利用を促していきたいと思います。
飲食店への支援については、「おおいた味力食うぽん券」のみならず、既に各市町村でも様々な施策が行われています。各市町村の実態に合わせて、効果的な連携を図っていきます。

 県民の生命と健康を守るため、引き続き、感染防止策に万全を期すとともに、生活・雇用・事業を支える取組を進めていきますので、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

0113 県コロナ対策本部からの要請 R3.1.8

1216 緊急時のお迎えについて(お願い)(PDF)

1208  新型コロナウイルス感染症対策について(お願い)(PDF)

1202 「ステージⅡ」移行に伴う感染症予防について(PDF)

11月28日付け「新型コロナウイルス感染症対策本部」(PDF)

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大の防止について(PDF)

 

 

 

 

 

 

 

 

感染リスクが高まる「5つの場面」(PDF)

 

 

 

 

 

「冬場を迎えるにあたって」の感染防止対策について(PDF)